鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

自分のことは自分ではわからない

「自分のことは自分ではわからない」とい

ことはよく耳にします。


そこで、私を始め、多くの経営コンサルタ

ントも、別のコンサルタントからコンサル

ティングを受け、自分自身を磨こうとして

います。


私も顧問先、特に、日報コンサルティング

を受けていただいている方に、「ここを改

善するといいと思うのだけれど、こんな誰

でも分かりそうな改善点を伝えると、却っ

て失礼になってしまうかもしれない」と思

うことがあります。


でも、実際にそのような改善点を顧問先に

伝えると、ほとんどが「言われるまで気づ

かなかった」とか、「うすうす気づいてい

たけれど、改善するかどうか迷っていた」

という反応が返ってきます。


このような経験から、経営コンサルタント

の役割の大きな部分は、顧問先に気づきを

与えるということや、背中を押すというこ

とだと考えています。


ところで、これも私の経験から感じること

なのですが、業績のあまりよくない会社の

経営者ほど、コンサルティングを利用する

ことには消極的です。


このことは、自らはなかなか気づきにくい

自社の改善点を知る機会を逃していること

であり、それがさらに業績を悪化させる原

因のひとつになっていると思います。


一方で、業績のよい会社ほどコンサルタン

トを利用して改善できる点を探し、よりよ

い会社になろうと努めています。


このように書くと、それは私が経営コンサ

ルタントなので自分の顧問先を増やそうと

する魂胆があるからだと思われてしまいま

すが、自社の改善点は、必ずしも経営コン

サルタントからではなく、顧問税理士の方

や融資を受けている銀行にきいてみること

でもよいと思います。


直接的な因果関係は示すことはできません

が、そういった改善に貪欲かどうかという

経営者の姿勢は、業績になって現れている

ことは間違いないと、私は考えています。

 

 

 

 

 

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