のブログを拝読しました。
(ご参考→ https://goo.gl/Bg4SCW )
要旨としては、「中小企業では大きな会社
をまねて事業部をつくることがあるが、結
局、最終的な権限は社長にしかない、その
ような中小企業に不向きなことをするより
も、まず、事業で利益を得るために何をす
るかということを明確にしたり、会社の存
在意義を明確にしたりすることが大切」と
いうものです。
私もこれまで多くの中小企業を見てきまし
たが、中小企業、というよりも、オーナー
会社は、どうしても社長に権限が集中して
しまいます。
それは、社長=オーナーだからでです。
そのため、部長だけでなく、常務、専務で
あっても、権限はあまりありません。
例えて言えば、部長と専務の距離が地球と
月の距離だとすれば、部長と社長の距離は
地球と太陽の距離くらいあります。
それがよいか悪いかはさておき、オーナー
会社での社長の権限はとても大きいという
のが現実です。
その一方で、社長は、従業員たちに、もっ
と自立的に活動して欲しいとも考えていま
す。
しかし、なかなか社長の思う通りにはなら
ないために、多くの社長は、「うちの会社
によい人材はいない」と感じてしまうので
しょう。
では、どうすればよいのかというと、確か
に、その改善策は口で言うほど容易ではな
いことも事実です。
ただ、これは、家族的経営のオーナー会社
が、組織的経営をしている真の株式会社に
移るための必須の課題であり、ぜひ、多く
の会社に取り組んでいただきたいこと、私
は思っています。
具体的には、幹部に徐々に権限を与えてい
くことと、社長の「想い(=価値観)」を
時間がかかってでも伝え続けることです。
気が遠くなるかもしれませんが、これを実
践しなければ、会社はいつまで経っても、
「社長1人とその他大勢」の状態から抜け
出すことはできません。
そして、このような組織づくりこそ、経営
者の重要な役割であり、また、まさに「経
営」コンサルタントである私のご支援の対
象としているところです。
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