2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
[要旨]仕事をしていれば失敗は避けられないことは明らかなので、失敗に関する報告がないとすれば、それは、会社が機能不全に陥っていることになります。経営者としては、失敗の報告を受け止めることはつらいことですが、それを避けていては、事業の改善が…
[要旨]経営者の方は、従業員の方にチャレンジ精神を求めがちですが、雇われる立場の人たちは、あまり、競争を好まない価値観を持つ人が多いので、キャリアパスを明示したり、独立支援制度などを整えることが必要でしょう。[本文]経営コンサルタントの相…
[要旨]ニッチな商品は、市場全体からみれば需要は相対的に小さいものですが、中小企業から見ると1つのロットになるものもあります。したがって、需要な小さな商品は、インターネットによって受注することで、収益を得ることも可能な場合があると考えられ…
[要旨]社長がお金持ちアピールをすることは、直接的には業績には関係がありませんが、従業員の方の士気を下げてしまうことになりかねません。オーナー会社の場合、社長と会社は実質的に同一人格なので、社長が個人的な欲求を満たすことが会社の事業に影響…
[要旨]整理整頓をしている会社は、銀行から評価されるということは、よく、聞きます。しかし、それは、整理整頓していることよりも、整理整頓を維持できる組織としての能力が評価されていると言えます。[本文]経営コンサルタントの小山昇さんのポッドキ…
[要旨]働き方改革は、働くことが苦役という前提で、騒動時間を短縮することが目標にされていますが、本来、仕事は人を成長するものです。ただ、いわゆるブラック会社のままでは、言葉通り、労働力を搾取する場になってしまうので、経営者は注意が必要です…
[要旨]事業活動においては、組織の存続が最優先されなければなりません。その一方で、顧客からの支持もえられなければ事業活動を続けることはできません。そこで、両者の折り合いをどのようにつけるかという点において、経営者の判断がとても重要です。[…
[要旨]信用の高い会社は、営業活動も不要であり、価格競争に巻き込まれることもありません。しかし、その信用を得るためには、長い時間がかかるため、最初から信用を得るための活動を避ける会社が多いようです。その結果、いつまで経っても、業績が低迷し…
[要旨]貸借対照表に計上される会計取引を、オンバランス取引、計上されない取引をオフバランス取引といいます。リース取引では、ファイナンスリースはオンバランス取引、オペレーティングリースはオフバランス取引となっています。[本文]リース会計を学…
[要旨]リースを利用することで、銀行から見た、その会社への融資可能額を温存するという効果があります。しかし、リース会社の金融サービスは、設備導入面に限定されるので、事業を安定的に発展させるためには、銀行との関係も良好にしておくことが大切で…
[要旨]リースは、リース物件の全額をリース会社が負担すること、リース物件が実質的な動産担保になっていること、リース契約時にリースに関する費用が確定すること、リース期間を通してリース料が一定額であることなどのメリットがありますが、これは、リ…
[要旨]リースには、中途解約不可という条件があり、一見、ユーザーには不利な条件と思われますが、融資を利用して設備を購入するときと同じ条件となります。むしろ、中途解約不可とすることで、リースが融資と同様の機能を果たしていると言えます。[本文…
[要旨]リース契約は、法律上は賃貸借契約ですが、会計上は、融資を受けて設備を購入したときと同様に取引を記録します。なぜなら、リース契約は、実態としては、融資としての性格が強いことによるものです。[本文]リースについて、よく、質問を受けるこ…
[要旨]日本は、リースの利用がなかなか増えない要因として考えられるものに、リース会社が少ないということが考えられます。そこで、設備を導入したいという会社は、導入する設備のメーカーや取引銀行に、リース会社の紹介を依頼すると、それに応じてもら…
[要旨]リースで設備を調達したとき、融資を受けたときと比較して、費用は多くなりますが、リースはユーザーの事務負担を軽減するというメリットもあり、それらを勘案すると、リースを利用することが望ましいと考えることができます。[本文]私は、「図解…
[要旨]DXの活用というと、情報技術をうまく活用することが注目されがちですが、それだけでは十分とはいえません。DXによって新しいビジネスを見つけることで、競争力の高い事業を営むことができるようになります。[本文]先日、中小企業診断士の神谷…
[要旨]東京証券取引所の株式市場が再編され、新たに設置されるプライム市場では、「市場に流通する株式の割合を35%以上に保つこと」という基準があります。現在の1部に上場している会社の約3分の1は、それを満たさないと公表されましたが、会社は公…
[要旨]直接的にお金を稼ぐよりも、うまくお金を稼ぎたいと考える人たちを相手にビジネスをする方がもうかるという例は、少なくないようです。したがって、支援をしてもらう専門家を選ぶときは、十分な注意が必要です。[本文]経営コンサルタントの相馬一…
[要旨]銀行は、融資相手の会社の生命線を握っている面があります。そこで、融資取引の方針については、常に、慎重に検討するよう心掛けています。そのため、融資を受けている会社からみると、銀行の反応は遅いと感じることがありますが、それは、やむを得…
[要旨]銀行の融資相手の会社に対するコンプライアンス違反への対応は、年々、厳しくなっており、最悪の場合、融資取引を解消され、倒産に至ることもあります。また、コンプライアンス違反は、反社会的勢力との関係のほか、粉飾決算も該当しますので、正確…
[要旨]性能が高く価格が安い製品があふれる時代は、新規性の高い商品を生み出す能力が、競争力を高めることになります。しかし、その能力は一朝一夕には習得することはできないので、そのための企業文化をつくるための努力が、経営者の方に求められていま…
[要旨]相手にとって不利と感じられることは、事後に説明すると、言い訳と受け止められがちです。したがって、面倒とは感じても、事前に説明をすることで、円滑な取引が維持することが可能になります。特に、経営者の方は、このような心掛けが大切になると…
[要旨]経営者の方が、不採算な取引を受けてしまい、そのしわ寄せが従業員に向けられるのであれば、本末転倒になります。不採算な取引を受けることを避けるためにも、従業員の方を大切にする考え方を持つことが望まれます。[本文]前回、不採算な取引を受…
[要旨]不採算な仕事を受けることは、会社にとって収益状況を悪化させます。そこで、それを防ぐための、「無理な依頼は受けない」という「覚悟」を維持することが大切ですが、そのためには、毎月、自社の収益状況を確認することで、その覚悟を維持しやすく…
[要旨]よく、大きな物欲を持って起業しない方がよいという意見を耳にすることがありますが、それは、直接的に、業績とは無関係です。そう主張する経営者は、自分の経営者としての本質的な能力に自信がないため、物欲は持たない方がよいといった、本質的で…
[要旨]依存心の強い経営者は、コンサルタントに銀行への融資申請の支援を依頼したとき、それがうまく行かないと、コンサルタントに責任があると考えます。しかし、融資承認を左右する最大の要因は会社の業績であり、そこから目をそらすために、コンサルタ…
[要旨]事業再構築補助金の第1回公募に関し、経済産業省は、事業計画書の説得力が不足する例が多いと評価しています。中小企業の多くは、事業計画書の作成に不慣れであることから、そのような例が多いということが実態であるとはいえ、今後、競争力を高め…
[要旨]事業を改善するには、短期的には、戦略や戦術を実践することが基本ですが、長期的には、経営理念や社是に向かって進むということをしなければ、会社の存在意義を高めるなど、本来の事業の目的を果たせなくなってしまいかねません。[本文]伊那食品…
[要旨]銀行から融資を得るために相当の労力をかけて融資承認を得る経営者の方の中には、それを経営者の役割と考えている方もいます。しかし、融資を得ることは、事業発展の手段であり、融資を得ることを目的としたり、融資を得ただけで安心してしまうこと…
[要旨]中小企業の多くは、経営者の方が、部下に指示を出すだけで、それが遂行できる環境が整っているかどうかまでは、あまり、管理されていることは多くないようです。したがって、製品の製造工程を管理するだけでも、業績が大きくかわるきっかけになると…