2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
[要旨]銀行から融資を受けている会社が、銀行に対してコンサルティング機能の発揮を求めている場合は少なくないようです。しかし、銀行にはコンサルティングを行う余力があまり多くないことから、本格的なコンサルティングを求めることは、あまり、現実的…
[要旨]組織の心理的安全性を高めるには、リーダーが、心理的柔軟性を高める必要があります。具体的には、「正しいことではなく、役に立つことができるリーダー」になることであり、これは、いわゆる、器を大きくするということと言えるでしょう。[本文]…
[要旨]職場の心理的安全性を高くしたからといって、そのことだけでヌルい職場になってしまうわけではありません。むしろ、仕事の基準だけを高くしても、心理的安全性が高くなければ業績もあがりません。したがって、経営者の方は、心理的安全性と仕事の基…
[要旨]銀行にきちんと融資申込ができない経営者の方は、会社の状況を適切に把握できていないので、事業を改善する活動もできないことになります。自社の状況を報告できる状態にまとめることは、銀行のためではなく、まず、自社のために必要であり、その能…
[要旨]アマゾンの創業者のベゾスは、アマゾンが大企業病のリスクに直面することを予期し、それらを回避する仕組みを事前に作っていたそうです。しかし、それらを実践することは難易度が高く、業績を高めるには、高度なマネジメントスキルが必要と言えます…
[要旨]現在は、市場が複雑化しており、マスマーケティングよりも、ワントゥワンマーケティングが適する場合が増えています。したがって、顧客から、直接、会社が評価されるようにするよりも、会社の構成員が、個々に評価される戦略をとることが妥当な場合…
[要旨]日本では10月から最低賃金が引き上げられましたが、解雇規制の緩和や中途採用者のための労働市場の活性化がともなっておらず、事業者だけの負担になっています。そこで、事業者が賃金を引き上げやすくするようにするために、事業者に過剰な品質を…
[要旨]情報化武装は前向きに評価する経営者の方は少なくないようですが、それを使いこなす能力がなければ、十分な効果を得ることができません。したがって、情報化武装にあたっては、導入する会社のリテラシーも高めることが欠かせません。[本文]前回に…
[要旨]事業規模の小さい組織では、経営者の方は事業活動に関心が向きがちであり、収支状況の改善については、あまり目が向かないことが多いようです。そのような状況が続けば、収支状況が悪化してしまっても、そのことに気づいたり、改善活動に着手しなか…
[要旨]ITTは、財務管理によって正確な事実を把握していたことから、適切な経営判断を行うことができ、業績を伸ばしてきました。そのことは、自社の強みであると同時に、銀行からの大きな信頼を得る要因になっていたことから、同社は、資金調達に労力を…
[要旨]会議の場においては、部下は、自分にとって不都合な事実は、直接的に報告しなかったり、隠そうとしたりします。しかし、そのような行為は、最善の意思決定につながらないことから、部下が、隠し事をせず、「揺るがすことができない事実」だけを報告…
[要旨]ITT元社長の、ハロルド・ジェニーン氏は、子会社のマネージャーたちと、直接、顔を合わせて会議を開き、改善点を究明することで、業績を伸ばしてきました。マネージャーに指示を出すだけではなく、会議の場で課題への対処方法を深く検討する活動…
[要旨]ITT元社長の、ハロルド・ジェニーン氏は、経営者がエトチスト(強い自己愛による自己中心的な人)になることによって、会社や社会に大きな経済的損失をもたらすと指摘しています。しかし、現時点では、抜本的な解決策はないので、経営者は、自ら…
[要旨]柳井正さんが感銘を受けた著書である、プロフェッショナルマネージャーの著者、ジェニーン氏によれば、経営とは、目標が達成されるまで対応を繰り返すことだそうです。これは、経営者は、常に、プロセスに深く関与し、目標を管理することということ…
[要旨]会社の経営資源は限られていることから、経営者の方が、ひとつのことに完全さを求めると、ほかのことが犠牲になり、全体として失敗してしまうことがあります。したがって、個々の課題は100点をとれなくても、全体として最大の点数が得られるよう…
[要旨]コングロマリットディスカウントとは、複合企業の企業価値が、個々の事業が将来生み出すキャッシュフローから算出される理論上の価値の合計よりも小さくなることを指します。会社が多角化すると、相乗効果が働くことが期待されますが、現在のような…
[要旨]ブログの継続的な投稿といった、直ちに成果が現れにくい活動は、大きな組織においては、避けるべきと言えます。しかし、フリーランスや規模の小さい会社では、自分の個性が伝わるための活動であり、大きな会社と差別化を図ることができるので、実践…
[要旨]継続的なコラムの配信は、必ずしも、めぼしい成果にはつながるとは限りません。しかし、それを行わなかったらどうなっていたかという視点から検証してみると、ある程度の効果を確認できます。このことから、事業においては、大きな成果があるものだ…
[要旨]優秀な人が集まる組織は、一見、生産性が高くなるように思われますが、チームワークがうまく機能せず、よい成果は得られません。したがって、生産性を高めるには、チームワークの醸成が大切な要素であり、そのための働きかけを行うことが、経営者の…
[要旨]変圧器メーカーのNISSYOは、高い技術力が競争力を高めていますが、その技術力を高めるために、従業員に対して、離職しないような対策を講じるなど、従業員への大きな配慮を実践しています。このように、競争力を高めるには、技術や戦略だけで…
[要旨]NISSYOは、ひとりあたり50万円の人材投資を行い、環境整備→技術力向上→売上と利益増加という一連の戦略により、大幅に業績を向上させています。このことは、人材投資を行うこと、そして、バランススコアカードに基づいた業績向上法の正しさ…
[要旨]2017年に倒産した、山梨県の地場スーパーのやまとは、倒産するときまで銀行からの資金繰支援を受け続けることができていたにもかかわらず、信用不安により、仕入先から商品を卸してもらえず、そのことがきっかけで、倒産にいたりました。したが…
[要旨]経営者の方は、自社の経営環境が、必ずしも順風満帆の状況ではないことから、自分は不運であると感じることが少なくないようです。しかし、「結果はすべて自分次第」と考えれば、能動的に経営に臨むことができ、よい結果をもたらすことにつながりま…
[要旨]電子メールは、1つひとつの文章が正しければ、電子メール全体もよくなるとは限りません。したがって、ひとつの文章の正しさだけを追求するよりも、電子メール全体の仕上がりを重視することが大切です。このような考え方は、事業経営にも共通する考…
[要旨]現状では、事業再構築補助金事務局は、補助金適正化法を厳格に適用し、補助金で建てた建物への根抵当権の設定を認めないようです。そのため、事業再構築補助金で建物を建てられる事例は極めて限られ、事業再構築補助金の意義が薄れてしまいます。[…
[要旨]事業再構築補助金は、業績の向上が見込まれる場合に採択されます。そのことは、補助金で建てた建物に担保設定が行われていても、実際に、担保権が行使される見込まれないということです。このようなことから、担保設定にこだわることは、あまり意味…
[要旨]事業再構築補助金は、リスクに果敢に挑む会社を支援する補助金制度であり、補助事業そのものにリスクがあります。その一方で、形式的に根抵当権の設定にこだわりすぎることは、事業再構築補助金の斬新さを失わせることになると言えるでしょう。[本…
[要旨]補助金で得た建物を担保にすることは、補助を悪用することにつながるものの、補助金を交付する会社が事業を成功させられないリスクに比較すれば、建物を担保にすることのリスクは、相対的に小さいものと考えられます、[本文]前回は、補助金適正化…
[要旨]補助金適正化法では、補助金で得た不動産を担保にすることを禁止しています。これは、補助金の目的外の利用を防ぐための妥当な規定です。しかし、補助金で得た不動産を担保にしなくても、資産の増加した会社は融資を受けやすくなるので、担保にした…