[要旨]
継続的なコラムの配信は、必ずしも、めぼしい成果にはつながるとは限りません。しかし、それを行わなかったらどうなっていたかという視点から検証してみると、ある程度の効果を確認できます。このことから、事業においては、大きな成果があるものだけに注目するだけでなく、小さな効果に注目し、全体的に均衡を図ることも大切と考えることができます。
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この記事の配信は、1,794回目になるので、配信を始めて、もうすぐ、5年が経ちます。配信を始めたころは、配信を続けることによって、私の収入が増えるかもしれないという期待を、少しだけ抱いていました。でも、他の人に薦められるほど、めぼしい効果はありませんでした。恐らく、人によっては、継続的な記事の配信を行うことで、上手に収入増加につなげられる人もいるかもしれませんが、私はその面では成功したとはいえません。
でも、まったく何もなかったのかというと、決してそうではありませんでした。配信した記事から、私に関心を持ってくれた人は何人かいましたし、そこから、少しの収入につながったこともあります。また、私自身のスキルや知識の向上につながっています。毎日、記事を書いていると、いろいろなことを調べるようになったり、本を読んだりするようになりました。
また、書いた記事は、自分にとっては知識のアーカイブにもなります。例えば、雑誌社などから原稿を依頼されたときは、過去に、そのテーマの記事を配信していれば、少ない労力で原稿を書くことができます。すなわち、実践して得られた効果を見るだけでなく、実践しなかったとしたら得られなかった効果についても検証してみることは大切だと感じています。
2021/11/12 No.1794