2023-01-01から1年間の記事一覧
[要旨]公認会計士の安本隆晴さんによれば、ビジネスの基本は、PDCAをうまく回すことであり、そのためには会計思考が重要になるということです。そして、この会計思考とは、競争に勝つために利益を生み出し、お金を残すために会計数字を使って思考する…
[要旨]公認会計士の安本隆晴さんによれば、決算書は、経営者の1年間の成績表であり、現在の会社の姿を映す鏡と言えるということです。すなわち、自分自身では気付きにくい身体の異常値が、健康診断で分かるのと同様に、何年か継続して自社の決算書を見て…
[要旨]公認会計士の安本隆晴さんによれば、適切な経営判断を行おうとしても、詳細な財務分析をするための会計データを把握していない中小企業は少なくないそうです。しかし、詳細な会計データを把握することで、事業がうまく行かなかったときの要因を正確…
[要旨]ファーストリテイリングの柳井さんは、かつて、あまり会計思考を持っていなかったそうです。しかし、公認会計士の安本さんと会ってから、その重要性を理解し、会計に精通した方を会社のナンバー2として選任し、重用した結果、同社は発展していった…
[要旨]阪神佐藤興産は、(1)稼働中の、(2)民間施設の、(3)改修工事で強みを発揮し、その結果、価格、品質、工期で大手に負けないという成果を得ています。このように、市場を絞り込む手法をセグメンテーションといい、これによって自社製品の魅力…
[要旨]阪神佐藤興産の社長の佐藤祐一郎さんは、同社で働き始めたころ、若手に現場監督をさせるようにしました。それにより、生産効率が高まり、事業が拡大すると同時に、同社が、施工会社→施工管理会社→営業会社(元請会社)へと事業形態の転換を行うこと…
[要旨]阪神佐藤興産の社長の佐藤さんは、従業員の採用面接のときに、応募してきた学生に対して、自社の現預金が、月商の1億円の9倍もあるので、つぶれることはないとご説明しているそうです。また、月次決算書も見せて、クリアな会社という印象を持って…
[要旨]阪神佐藤興産の社長の佐藤さんは、3か月ごとに、取引銀行に業績を報告に行っているそうです。これは、佐藤さんが、「お金を借りた人が、貸してくれた人の信用を得るには、お金の使い道をきちんと報告する必要がある」と考えているからであり、これ…
[要旨]阪神佐藤興産は、協力会社への代金支払いについて、支払手形での支払いを止め、また、当月末、または、翌月15日に振込みによる支払いにしているそうです。その結果、多くの会社が同社との取引を望むようになり、優秀な会社が同社と取引するように…
[要旨]阪神佐藤興産は、9つの銀行と取引をしていますが、銀行から融資取引のセールスを受けた時に、融資を契約するバーターとして、顧客の紹介を依頼するそうです。しかも、銀行から紹介された顧客とは、直ちに社長と交渉できる上に、銀行のお墨付きのあ…
[要旨]阪神佐藤興産は、毎年、経営計画発表会を開いているそうですが、全従業員を参加させるだけでなく、取引金融機関を招いているそうです。そして、会社のすべての状況を、社長自らが、全従業員の前で説明することから、それは嘘ではないと言うことを金…
[要旨]阪神佐藤興産では、経営コンサルタントの方からの助言により、無借金経営を止め、銀行から借入を行うなどして、現在は、年商とほぼ同じくらいの手元現金を持っているそうです。このことが、一度に多くの工事を受注できることを可能にしており、社長…
[要旨]阪神佐藤興産では、従業員のスキル向上によって、継続的な受注ができるようになったことから、粗利益率を高めて来ましたが、大手建設会社の30%には及んでいません。そこで、1億円未満の小口の受注に絞り、顧客満足度を高めることによって、粗利…
[要旨]阪神佐藤興産では、従業員のスキル向上によって、継続的な受注ができるようになったことから、粗利益率を高めて来ましたが、大手建設会社の30%には及んでいません。そこで、1億円未満の小口の受注に絞り、顧客満足度を高めることによって、粗利…
[要旨]阪神佐藤興産では、粗利総額を最大化するために、粗利率よりも粗利額を重視しているそうです。具体的には、1億円の工事で、粗利里10%、粗利額1,000万円の工事と、1,000万円の工事で、粗利率30%、粗利額300万円の工事なら、粗利…
[要旨]阪神佐藤興産の社長の佐藤さんは、従来の建設会社は、大口の受注を得るために、労力をかけて営業活動をしてきた、すなわち、狩猟経済の活動をしてきましたが、これからは、金額の大小にかかわらず、顧客から繰返し注文を受けるようにする、すなわち…
[要旨]阪神佐藤興産では、赤字の工事を受注しないことにしているため、赤字になることはないそうです。そして、すべての従業員が原価計算ができるため、もし、赤字の工事を受注した従業員がいれば、「なぜ、こんな仕事の受け方をするのか」と、説明を求め…
[要旨]阪神佐藤興産では、経営計画書を個人の実行計画まで落とし込み、それを3か月ごとに検証しながら、従業員の方のモチベーションを高めているそうです。その結果、同社の従業員の方は、会社の経営計画において、目標達成のために、自分は何をすべきか…
[要旨]阪神佐藤興産の社長の佐藤さんは、自社をサービス業と捉え直しましたが、それに対応して、お客様との接点である社員のレベルを高めていく必要があると考えたそうです。そこで、部門ごとに、毎週、「戦術会議」を開くことにしたそうです。その会議で…
[要旨]阪神佐藤興産の社長の佐藤さんは、新たな顧客を開拓していくなかで、顧客との関係を強化し、また、相手に評価される提案をしたりするということが、新たな受注を得るためには重要であるということを実感しました。そして、このような経験から、佐藤…
[要旨]阪神佐藤興産の社長の佐藤さんは、下請を脱して元請になるために、多くの会社を訪問し、小さな案件を受注しました。このようなことを繰り返して行くうちに、相手との信頼関係が深まり、大規模な工事の情報も入るようになりました。すなわち、鉄砲の…
[要旨]阪神佐藤興産は、かつては、下請会社として、塗料販売と塗装工事を営んできましたが、社長の佐藤さんは、下請体質から脱して元請会社になりたいと考えるようになりました。なぜなら、下請会社は、元請会社の指示通りにしか仕事をすることができない…
[要旨]外壁塗装を主要事業としている阪神佐藤興産では、ゼネコンとの差別化のための手法として、現場見学会を実施しています。見学会では、発注しようとしている工事のイメージをつかんでもらえるだけでなく、同社の現場が整然としていることに顧客が驚き…
[要旨]外壁塗装を主要事業としている阪神佐藤興産では、外壁塗装の受注を依頼する時に、詳細な「劣化診断」を使った診断書を提出するそうです。この診断書は、厚さが5cm以上もあり、このような診断書の提出によって、見込み客からの信頼を得られるだけ…
[要旨]相模屋食料は、救済的なM&Aを行うことなどによって、一時的に赤字になったり、高い利益率を出さない状態が続いているようです。これについて、一部の取引銀行からは、もっと利益を優先するよう要請があるようですが、社長の鳥越さんは、会社が最…
[要旨]かつて、相模屋食料に救済を求めてきた、豆腐メーカーの日の出は、かつては、相模屋食料さんが真似できない製品を製造していました。しかし、効率化を優先し、製品の味を高める工程を省いてしまったため、味が落ちて顧客離れをしたようです。そこで…
[要旨]相模屋食料の営業マンは、スーパーに売場づくりを提案し、その結果、おとうふや油揚げの売上額を増加させることでも、他社との差別化を行っています。これは、リテールサポートという、メーカーや卸売業の機能のひとつですが、営業マンがリテールサ…
[要旨]相模屋食料の鳥越さんは、コロナ禍で卸先のスーパーからの発注が安定しない中、ホワイトボードに情報を書き留め、それを写した写真をiPhoneのアプリで送信して社内で共有したそうです。その結果、各工場で迅速な対応を行うことが可能になり、…
[要旨]相模屋食料グループでは、社長に権限を集中させていることから、顧客からの注文に応じた、柔軟な生産を行うことが可能になっています。すなわち、受注した製品を複数の工場で生産させることで、「今日言われて今日つくって今日届ける」という、ジャ…
[要旨]相模屋食料では、社長の鳥越さんに権限が集中していますが、これは、全体最適の活動を実施することが目的です。それと同時に、再建している個々の会社には、数値目標を与えないことにしています。なぜなら、数値目標を与えると、社長の指示を建前と…