2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧
[要旨]ジェフ・ベソスは、ひとつのチームはピザ2枚で足りるくらいの規模が適切と述べています。4~6人の規模であれば、チームメンバーの当事者意識が高まり、組織的な活動の効率が高くなるからです。そして、経営者の方は、チームの編成に加え、チーム…
[要旨]赤城乳業では、経験の浅い従業員でも、自分の意見やアイディアを自由闊達に言えるようにする、すなわち「言える化」を実施することで、ユニークな商品開発や、工場での改善活動が活発に行われています。このような、心理的安全性や従業員満足度の向…
[要旨]遠藤さんによれば、マネジメントとは、他者を通じて物事を成し遂げるという意味であり、経営者は、組織の役割の一部に過ぎません。このことにより、組織的な活動ができるのですが、経営者にこの自覚がなければ、競争力の高い事業活動を実践すること…
[要旨]コマツは、自社製品にGPSや通信システムを標準装備し、保守管理、省エネ運転などの顧客への付加価値を高めただけでなく、自社の需給調整にも活用しています。しかし、これは、当初からIoTを活用しようとしたのではなく、盗難対策がきっかけで…
[要旨]カルビーは、かつて低収益の状況が続いていましたが、松本晃氏がトップに就任し、変動費を中心とした製造原価の削減を実施しました。このような改善策は「理詰め」のアプローチによるものであり、決して、「マジック」を使った改善策ではありません…
[要旨]本田技研工業の黎明期の経営者である、本田宗一郎と藤澤武夫は、お互いに正反対のタイプでしたが、2人は「建設的対立」を行なうことで、事業を創造的なものにすることができました。しかし、いったん成功した会社は、会社の中で建設的対立が起こら…
[要旨]コマツは、かつて、業績が低迷していたとき、事業の絞り込みを行うことで、業績を回復することができました。このとき、どの事業を捨てるかということを、あらかじめ、トップダウンで明確にしていたことが絞り込みの成功の要因であると言えます。も…
[要旨]大企業にとって、新興の事業や技術は、まだまだ小さく、確立されていないので、魅力に乏しく見えるため、その隙に、新興企業が新たな価値を創造することに成功し、経営資源の多い大企業が、経営資源の少ない新興企業に駆逐されてしまうことがありま…
[要旨]雪道では、ブレーキが利きにくいため、自動車はのろのろ走ります。これと同様に、管理機能があまり利かない状態では、事業活動も、全力を出すことができません。したがって、管理機能が肥大化し過ぎることは問題ですが、事業活動に注力できるように…
[要旨]日本ビニル工業は、メインバンクとの関係が決裂したことがきっかけとなり、私的整理を行うことになってしまいました。融資を受けている会社は、すべて、メインバンクの言いなりにならないわけではありませんが、メインバンクが取引をしている間は、…
[要旨]業績を急拡大して倒産する会社は少なくありません。中には、銀行からの支援を受け続けるために、無理して店舗を増やす会社もあります。そのため、銀行は、業績が急拡大している会社には、警戒しながら取引しています。そこで、銀行からの安定した支…
[要旨]中小企業が粉飾を行うきっかけは、予想外に業績が悪化したことを、事後的に、経営者が知ることであることが多いようです。そこで、毎月中旬までに、前月の月次試算表を作成し、業績悪化の兆候を、早めに把握することが、粉飾を避けるための有効な手…
[要旨]仮に、融資を受けている銀行から、粉飾の後押しを受けたことがきっかけで、粉飾を行なったとしても、粉飾を行うのは自社であり、99%自社の責任となります。また、そのような不心得な銀行は、自社がピンチのときに支援してもらえないので、取引を…
[要旨]希な例ではあるものの、業績があまりよくない会社は、融資を受けている銀行から、「もっと利益が出ているのではないか?」などといった、粉飾の後押しをされることがあります。そのような場合であっても、そのような銀行は、今後、自社を支えること…
[要旨]ゲマインシャフトは、地縁や血縁から発生した組織ですが、組織の目的が明確になっていないため、そのような組織に属していると、組織の構成員も、あまり成果を得ることができません。そこで、会社などの、組織の目的が明確になっているゲゼルシャフ…
[要旨]かつて、自分の専門性を作り、それをSNSで広めて顧客を得ようとすること、いわゆるパーソナルブブランディングが頻繁に行われたことがありました。しかし、そのような安易な集客法では、フリーランスに仕事を依頼する人は現れないか、現れたとし…
[要旨]ソニーの元会長の大賀典雄さんは、音大生時代に、ソニーに対して製品のクレームを言いに行ったことがきっかけで、同社に入社し、その後、大賀さんは同社の黄金期を築きます。この大賀さんを迎えたのは、同社創業者の盛田さんですが、事業の課題解決…
[要旨]ある、エンジェル投資家として成功した方は、かつて、商社勤務時代に、米国で、ギブの精神を発揮し、中国やインドのビジネスパーソンと取引していたろこと、やがて、その人たちのネットワークができあがり、そのネットワークでその方自身も助けられ…
[要旨]起業家の方の多くは、事業を成功させるために、製品やサービスに注力しようとしますが、それだけでは成功できません。現在は、さらに、事業を軌道に乗せるための支援を、幅広い関係者から得られるかどうかがポイントになっており、起業家の方の人脈…
[要旨]フリーランスの立場と比較して、組織に属している人は、情報や人脈を得やすくなります。しかし、そのことに気づかないまま、組織を離れ、ずにフリーランスになってしまうと、見込違いになってしまいます。また、フリーランスの立場でありながら、特…
[要旨]遊牧民のノマドは、安全なオアシスに住む人とは異なり、盗賊や狼から家畜を守る軍事力を持つ必要があります。これと同様に、会社従業員が、会社内に居場所ないという理由だけで、起業・独立しても、実力がともなわないと、事業は失敗してしまいます…
[要旨]会社の業績低迷時は、下位2割の悪貨人材が、会社に対して批判を行うことがありますが、そのような場合は、会社の情報をオープンにして、裏話禁止令を出し、建設的な意見を出す人たちにイニシアティブを握ってもらうようにすることで、良貨人材が悪…
[要旨]会社の従業員は、経営者層や管理者層よりも、多くの情報を持っています。情報を持つことは、その人の権力を高めることになるので、上層部に小出しにしか伝えられない傾向にあります。そのような状況では、経営者が誤った判断を行うことになってしま…
[要旨]事業を行うにあたり、経営者は、状況が不確実な中でも意思決定を行わなければなりません。ただし、意思決定は、必ずしも正しいものとはならないので、確実に行おうとして時間をかけるよりも、迅速に行うことが大切です。[本文]今回も、前回に引き…
[要旨]事業を発展させようとするとき、多くの経営者の方は、売上を増やすことに気を取られてしまいがちです。しかし、売上が増えると、与信リスク、在庫リスクも増加します。これらのリスクを避けることはできないので、売上を増やすときは、あわせてリス…
[要旨]ビジネスにはリスクがともないますが、中小企業経営者の方の中には、自社のビジネスにはリスクがないと考え、リスクへの備えをしない方も少なくありません。そこで、ビジネスにはリスクがあるから儲けることができると考え、事業活動を行うにあたっ…
[要旨]会社の中では、部下や同僚を、会社の中だけでの関係、すなわち、公式組織だけの関係で接してしまうと、組織活動がぎこちなくなってしまいます。人は、職場に所属する前に、感情をもった生身の人間であるので、公式組織としてだけではなく、人間的な…
[要旨]「それはお客さまのためになっていますか?」などの「共通のフレーズ」をつくることで、会社内の判断基準が明確になり、事業活動が迅速化します。このことは、顧客からの支持を得ることにつながり競争力が高まります。ただし、これが機能するように…
[要旨]経営プロコーチの池本克之さんは、株主総会と同様に、従業員向けの方針伝達会議である、「社員総会」を開催することをお薦めしておられます。このような会議を開くことで、経営者は、自分の活動に関してアカウンタビリティを意識することになり、日…
[要旨]会社を設立すれば、容易に経営者に就くことが可能ですが、その一方で、5年以内に8割の会社がなくなってしまうと言われています。その要因は、事業だけに目が向き、経営者としての原理原則を学ばずに経営者に就いてしまう方が多いからのようです。…