鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

バッティング練習よりうさぎ跳びが大切

[要旨]業績を高めようとするとき、マーケティングや人材の改善をしようと考える経営者の方は少なくありません。そのように考えることは間違ってはいませんが、特に、中小企業の場合、組織的な活動がうまくできなければ、マーケティングなどだけがうまくな…

事業の改善策を探そうとする本当の理由

[要旨]事業の改善方法を見つけようとしている経営者の方は少なくありませんが、その多くは、改善方法が見つからないからではなく、本当にやらなければならないことを避けようとしているためと考えられます。[本文]私は銀行職員、および、中小企業診断士…

私は誰と結婚しても幸せです

[要旨]結婚して幸せになるには、相手がどういう人かというよりも、自分がどう接するかということが大切なようです。人は、自分に不都合なことは他人の責任と考えてしまいがちですが、自分が変われば不都合な状況を変えることは可能なようです。[本文]先…

サービサーへの債権譲渡と債務免除益

[要旨]銀行が自社に対する融資をサービサーに買い取らせれば、全額を返さなくてすむようになることがあります。それによって得られた利益は債務免除益となりますが、自社は大きな信用を失い、事業の継続が困難となります。したがって、自社の信用を失わな…

上司は自分を否定するためにいる

[要旨]人は、それぞれ、異なる意見を持っているので、一致することはあまりありません。これは、「上司は自分を否定するためにいる」ということでもあります。そこで、会社では、「上司の意見が仮に正しい」という仕組みができています。ただし、上司は自…

正直=正しく生きる言動

[要旨]組織の一員は、組織が維持できるよう、分別のある行動をしなければなりませんが、かといって、個人に儀性を強いるだけでは組織に参加してもらえなくなるので、両者のバランスが大切です。[本文]社会保険労務士の藤咲徳朗先生のメールマガジンを拝…

亡くなった方の預金はおろせない?

[要旨]銀行の利用者の中には、「贈与は110万円しかできない」、「亡くなった方の預金は『凍結』される」などの勘違いをしている方がいますが、それらはいずれも誤りです。[本文]前回、個人情報保護と守秘義務について書いたのですが、今回は、それに…

個人情報保護と守秘義務

[要旨]法令などで禁止されていることについて、顧客から問い合わせがあったとき、その理由について説明できると、顧客からの評価が高まります。ただし、そのような説明をできるように部下を育成することに労力が必要ですが、それができるかどうかが、業績…

クレームを起こした部下にお礼を言う

[要旨]会社で起きたことの最終的な責任は、社長にありますが、その根拠は、社長のポジションが最上位ということよりも、社長には、プロセス管理やリスク管理を行う役割があるからと言えます。[本文]経営コンサルタントの小山昇さんが社長を務める、武蔵…

不条理な状況では冷静な判断ができる

[要旨]よく、「ピンチはチャンス」と言われますが、それは、単に気休めではなく、ピンチのときは、順調なときにはなかなか気づかないことに気づくことができ、それによって、より正しい判断ができる機会でもあると考えることができます。[本文]先日、ア…

アパホテルの独創的経営戦略

[要旨]アパホテルでは、同社グループの代表である、元谷外志雄さんが、「前例がないからやる」という姿勢で経営に臨んでおり、その結果、「業界初」の試みで業績を伸ばしています。同社の例のように、現在は、事業が成功する要因は、経営戦略の適切さに比…

借金は悪か?

[要旨]「借金をすることはよくない」という意見は、一定の場合に当てはまります。それは、事業の先行きが悪化するときに受ける場合です。一般的に、金融機関は、融資をすることが、融資を受ける側にとって利点があると判断できるときにしか行わないので、…

福井銀行による福邦銀行の子会社化

[要旨]福井銀行が福邦銀行に50億円を出資するという発表が行われましたが、これは、事実上、福井銀行が福邦銀行を子会社にするということです。このような、子会社化という経営統合の事例は、救済される側の銀行の体面を保てないという事情で、あまり行…

桑田ロード

[要旨]元ジャイアンツのエースだった桑田真澄さんは、怪我をしてリハビリ中に、下半身を鍛えるために、グランドをランニングしていたところ、その跡が残り、それは「桑田ロード」と呼ばれるようになりました。そして、桑田さんに倣って、そのような努力の…

ゴールは起業ではなく成功すること

[要旨]現在は起業することが容易になっていますが、それは参入者も増えているということなので、ライバルも多く、成功することが難しくなっています。それを理解せずに安易に起業してしまうと、「フォーム営業代行」を頼るなど、非効率な活動をしてしまう…

職場のお茶出しは必要か

[要旨]習慣として職場でのお茶出しが行われていることがありますが、現在は、お茶出しは形式的なものになりつつあります。したがって、習慣であっても、現状にそぐわないと思われるものに対しては、果敢に変えていこうとする姿勢で臨むことによって、職場…

ボトルネックがイニシアティブを握る

[要旨]現在、多くの自動車メーカーは、十分な半導体の供給を受けられず、減産をすることになりましたが、このように、ボトルネックになっている部門が産業のイニシアティブを握っています。逆に見れば、自社の事業のボトルネックを発見し、それをなくすこ…

融資は目的ではなく事業継続の手段

[要旨]コロナ禍が継続している状況において、融資の申し込みをさらに検討している会社経営者の方も多いと思いますが、このような状態だからこそ、安易に、問題の先送りをするだけの融資の利用は避けることが無難です。ただし、政府の新たな補助事業も行わ…

バレンタインのチョコレートは経費か?

[要旨]経営者の方がチョコレートを買ったときの代金は、ケースによって経費になったり、また、経費になる場合でも、チョコレートをプレゼントする相手や目的によって、どの経費になるかが異なります。そのため、会計記録はややこしいと感じられる面があり…

会議は重要か、それとも、無駄か

[要旨]「会議は重要」と考える人もいる一方で、「会議は無駄」と考える人もいますが、そのような場合、両者の間で、「会議」という言葉を異なる意味で使っていると考えられます。したがって、相手に正しく自分の意図を伝えるには、言葉の意味を明確にした…

ちょっと怖い融資の神さま

[要旨]銀行職員の中には、融資業務に精通しているものの、とても気をつかう方がいるときがあります。そのような方は、機嫌を損ねられないように接するしかありませんが、助言を求めるような姿勢で接すると、自社にとっても有益な情報を得ることができるで…

灯油は空になっていなくても昼間に給油

[要旨]やりたくないことを催促されながらやろうとすると、ストレスを感じ、ますます気持ちが重くなりますが、いずれ、やらなければならないのであれば、あらかじめ、予定に組み込んでおくことで、催促されるようなプレッシャーを避けることができるので、…

能率と有効性、および、誘因と貢献

[要旨]バーナードは、組織が成立するためには、組織の目的を達成する能力や度合いである「有効性」と、組織の維持に必要な貢献を得るための誘因を提供する能力である「能率」を、高めていく必要があると述べています。[本文]前回は、バーナードのいう、…

バーナードの指す組織の3要素とは

[要旨]バーナードは、組織の3つの要素として、コミュニケーション、貢献意欲、共通目的を挙げています。しかし、これは、一般的に使われている意味での組織の要素ではなく、バーナードのいう組織である、「組織に属する人々を動かすしくみ」の要素である…

バーナードの指す組織とは

[要旨]組織論研究者のバーナードは、「2人以上の人々の、意識的に調整された諸活動、または、諸力のシステム」と組織を定義していますが、バーナードの指す組織とは、組織に属する人々を動かすしくみを指しており、一般的な意味での組織よりも、もっと狭…

メリットとベネフィット

[要旨]自社製品がなかなか売れなくて悩んでいる会社は、製品の性能などに目が行き、それが原因で製品が売れないと考えがちですが、現在は、顧客にとって製品で得られる恩恵であるベネフィットが重要な時代であり、自社製品の性能などよりも、どのようなベ…

製品の価値は製品ではなく販売方法にある

[要旨]ジャパネットたかたは、メーカーが上手に販売できなかった製品を、上手な説明の仕方でヒット商品にすることで、業績を伸ばして来ました。このことから、製品の価値は、製品そのものよりも、販売の方法にあるということがわかります。[本文]前回、…

リスク管理は会社と従業員を守る

[要旨]リスク管理を行うことは、直接的に利益に結び付かないことや、時には、利益を得る活動を阻害すると考えられてしまうことから、否定的に考える経営者の方が少なくないようですが、経営環境が複雑化する時代にあっては、重要性が高まっています。[本…

成長そのものを目標にすることはまちがい

[要旨]ドラッカーは、会社の事業の成長を目標にせず、よい会社をつくることを目標とすべきと指摘しています。会社を成長することも大切ですが、それだけでは会社の基盤は脆弱になってしまうので、高いマネジメントスキルが求められるものの、よい会社をつ…

コンサルティング機能の効果は限定的

[要旨]金融庁では、地方銀行に対し、コンサルティング機能を強化すべきという意見があるようです。その方向性は正しいものの、効果は限定的であり、それだけでは地方銀行の収益状況を転換させる原動力にはならないでしょう。[本文]経済情報通信会社のブ…