鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

労働環境の改善が売上増加につながる

[要旨]一般のお店では3時間かかる、厨房設備の掃除が、サイゼリヤでは9分でできるようにするなど、従業員の負担を軽減することで、生産性を高めています。このような、従業員の負担軽減が生産性増加につながるという発想を実践している会社は、かつての…

おいしい料理より黒字経営

[要旨]ほとんどの会社経営者は、自社の事業を黒字もすることが最優先と考えつつも、実際の行動は、事業へのこだわりなどを最優先してしまうことも少なくないようです。そこで、事業は経営という大きなくくりの中の一部と考え、事業そのものよりも、事業を…

仕組みでモチベーションを高める

[要旨]中国では、配車アプリの導入によって、タクシーの運転手を顧客が評価できるようになったことから、接客姿勢が大幅に改善しました。このような、情報技術を活用した仕組みづくりにより、顧客満足度が向上し、また、従業員も正当に評価されるようにな…

ブレインストーミングの真の目的

[要旨]ブレインストーミングは、創造的なアイディアを出す手法と考えられていますが、実は、他の手法よりも劣ります。しかし、知識やノウハウが共有され、個人プレイではなくチームで課題解決に取り組む組織風土が作り出されるという効果があります。[本…

優秀でない人をマネジメントするスキル

[要旨]大きな会社では、上下関係が明確なので、肩書で部下を動かすことができますが、小さな組織では、その論理は通用しません。そこで、独立して起業する人は、優秀でわがままな人や、あまり優秀でない普通の人を上手に活用するマネジメントスキルが必要…

安いけれど着ていて恥ずかしくない服

[要旨]ユニクロは、コモディティ商品を販売していますが、会社のイメージや、先進的な経営をしているという評価を得ることで、商品の競争力を高めました。このように、現在は、商品の競争力は、商品そのもの以外の要素も大切になっています。[本文]前回…

事業をコモディティ化させない方法

[要旨]自社の事業をコモディティ化させないようにするためには、マーケター、イノベーター、リーダー、インベスターなどの機能を発揮することが求められています。このような機能からの改善アプローチを実践している会社はあまり多くないので、これらを実…

商品のコモディティ化

[要旨]自社の商品(サービス)に個性がなければ、それはコモディティ化した商品であり、ライバルとの競争に容易に敗れてしまいます。したがって、経営者の方は、自分のキャリアがある、または、商品が優れているという理由だけで事業に参入せず、コモディ…

責任の分散を防ぐには

[要旨]人は、自分の責任を回避しようという習性があるので、意思決定を会議で行おうとします。その結果、当事者意識が下がることにつながるので、権限委譲やプロセス評価などの対策が必要です。[本文] 心理学博士の榎本博明さんのダイヤモンドオンライン…

社長以外の取締役は社外取締役

[要旨]6月にコーポレートガバナンスコードが改訂され、東証プライム市場に上場する会社は、3分の1以上の取締役を独立社外取締役にしなければなりません。その結果、社長以外の取締役がすべて社外取締役という会社も現れましたが、そのような体制は、健…

490円のカップ麺の自社開発

[要旨]ラーメン店の一蘭は、自社でカップ麺を開発し、490円という高額で販売しているにもかかわらず、品切れが続くという高評価を得ています。このような事業展開ができるのは、一蘭の事業のマネジメント力が備わっているからと考えられます。[本文]…

銀行は経営者保証なしの融資が原則に

[要旨]経営者保証については、多くの銀行は、可能な限り、経営者保証なしの取引を望んでいるようです。したがって、業績があまりよくない会社でも、銀行と、頻繁なコミュニケーションをとることで、経営者保証なしで融資を受けることが可能になると思われ…

言ったもん負けの文化

[要旨]三菱電機の不正品質検査事件が起きた要因のひとつは、問題点に積極的に対処しようという経営者層の関与が欠如していたということがあげられます。事業活動が適切に行われるようにするには、単に、指示を出すだけではなく、積極的なマネジメントが欠…

まずやってみて体験を積む

[要旨]作家で僧侶の草薙龍瞬さんは、失敗するかもしれないという不安は妄想であり、まず、行動すれば、徐々に、自信がつくと説いています。行動することそのものがなかなかできないこともありますが、自信をつけるための方法は、極めてシンプルであり、難…

リーダーは他人の評価が気にならない

[要旨]アドラー心理学では、「勇気」のない人は困難な場面になると、自分を優先し、他人からの評価を気にしてしまいます。これは「共同体感覚」が欠如している状態であり、特に組織のリーダーは、他人からの評価を気にせず、自分が他人に貢献していること…

ひとつの銀行による持株会社設立

[要旨]これまで、4つの地方銀行が、単独で持株会社を設立しています。これは、銀行業務以外に収益源を求めることが目的のようです。しかし、銀行以外の子会社が、自立的に活動できなければ、持株会社制にした意味はなくなりますので、今後、それらの銀行…

多様性を重んじる国の強さ

[要旨]米国は、価値観の異なる人たちが集まっている国であり、組織運営に関する研究も進んでいます。その結果、優れたマネジメントを行う会社も多く、それが、米国の経済力の強さになって表れています。この優れたマネジメントについては、日本の会社も学…

ほしいものだけ受け取ることはできない

[要旨]人はお金持ちになりたいなどと望む一方、都合のよい部分だけを受け取ろうとするために、それが実現しません。会社が事業規模を拡大しようとするときも、単に売上を増やすだけでなく、組織の体制整備を行う必要があるのですが、経営者の方はそれを見…

忙しい経営者

[要旨]事業改善に着手したいと考えつつ、目の前の仕事に追われ、なかなか、着手できない経営者の方は珍しくありません。しかし、改善活動に着手しなければ、改善は進まないので、どういった改善活動が望ましいかということより、いままでの活動を変えよう…

会社の不祥事を仕組みで減らす

[要旨]コンビニエンスストアのセルフレジは、事務効率化のためだけでなく、従業員による不正を防ぐ目的で設置されています。このように、仕組みで不祥事を防ぐ対策を行うことは、漠然とした注意喚起よりも効果が期待できます。[本文]弁護士の向井蘭さん…

ふるさと納税過去最高額を更新

[要旨]令和2年度のふるさと納税による寄付額は過去最高額となりましたが、それは、自治体の工夫の積み重ねの現れといえます。自治体は「役所仕事」をしているという印象を持たれがちですが、目標の与え方、仕組みの作り方で、活動を活性化できる好事例と…

5億4千万円の貸しはがし

[要旨]希な事例ですが、融資を受けている会社に過失がないにもかかわらず、銀行職員の個人的感情から、融資方針が縮小、撤退に変更されることもあるようです。したがって、中小企業は、銀行の方針変更に備えて、複数の銀行と取引をしたり、手元資金を厚く…

ちっともかっこよくない姿が本当の私

[要旨]作家で営業コンサルタントの和田裕美さんは、華々しいご活躍とは裏腹に、不遇なご経験もお持ちです。したがって、運が悪いと感じることがあったとしても、それは、必ずしも成功しないということにはならず、常に、前向きな気持ちを持つことが大切で…

みずほ銀行システムの金融庁による管理

[要旨]みずほ銀行がシステム障害を繰り返したことから、金融庁の業務改善命令を受けることになりましたが、そのような事態に至った要因のひとつは、システム部門の人員を過剰に削減したためと考えられます。この事例から、経営者の方は、人員の配置につい…

コンサルタントの真の顧客は最終需要家

[要旨]コンサルタントの顧客は顧問先と考えられがちですが、真の顧客は、顧問先の先にいる、その顧問先の顧客だと考えているコンサルタントもいます。そして、コンサルティングを受ける会社も、そのような価値観で一緒に事業に臨むと、より確実に向上する…

中小企業融資のリスクウェイトの変更

[要旨]銀行は、自己資本比率規制によって、融資できる金額に上限があります。しかし、金融庁は、2024年3月末から、中小企業向けの融資の規制を緩める予定であり、銀行の融資姿勢が改善することが予想されます。[本文]9月20日の日本経済新聞が、…

ピンチのときは客観的な情報が重要

[要旨]資金繰支援などを受けるには、自社の財務の状況が悪いなりに、詳細な財務データを示す方が、協力を得やすくなると考えられます。中小企業では、経営者の人間関係で取引をすることが多いですが、会社の状況がピンチのときは、客観的な情報の方が重要…

資金繰だけでは事業は継続しない

[要旨]小売業の会社では、現金での売上が多いことから、資金繰中心の管理が行われることが多いようです。しかし、そのような管理だけでは、資金繰の安定化や、より高度な事業展開を実践しにくいので、専門家の助言などを活用することが大切です。[本文]…

駐車場の管理人さん

[要旨]作家の福島正伸さんは、前向きに仕事をしている駐車場の管理人さんを見て、仕事が面白いかどうかは、その仕事の内容ではなく、仕事に関わる人の姿勢で決まる、したがって、つまらない仕事はない、と考えるようになったそうです。[本文]自立型人材…

抵当権に関する誤解

[要旨]抵当権は、担保物件の処分による弁済を、他の債権者に優先して受ける権利のことであり、担保を処分して弁済を受ける権利ではありません。融資を受けた人の財産を処分して弁済を受ける権利は、もともと、すべての債権者が有しています。[本文]事業…