鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

福井銀行による福邦銀行の子会社化

[要旨]福井銀行が福邦銀行に50億円を出資するという発表が行われましたが、これは、事実上、福井銀行が福邦銀行を子会社にするということです。このような、子会社化という経営統合の事例は、救済される側の銀行の体面を保てないという事情で、あまり行…

桑田ロード

[要旨]元ジャイアンツのエースだった桑田真澄さんは、怪我をしてリハビリ中に、下半身を鍛えるために、グランドをランニングしていたところ、その跡が残り、それは「桑田ロード」と呼ばれるようになりました。そして、桑田さんに倣って、そのような努力の…

ゴールは起業ではなく成功すること

[要旨]現在は起業することが容易になっていますが、それは参入者も増えているということなので、ライバルも多く、成功することが難しくなっています。それを理解せずに安易に起業してしまうと、「フォーム営業代行」を頼るなど、非効率な活動をしてしまう…

職場のお茶出しは必要か

[要旨]習慣として職場でのお茶出しが行われていることがありますが、現在は、お茶出しは形式的なものになりつつあります。したがって、習慣であっても、現状にそぐわないと思われるものに対しては、果敢に変えていこうとする姿勢で臨むことによって、職場…

ボトルネックがイニシアティブを握る

[要旨]現在、多くの自動車メーカーは、十分な半導体の供給を受けられず、減産をすることになりましたが、このように、ボトルネックになっている部門が産業のイニシアティブを握っています。逆に見れば、自社の事業のボトルネックを発見し、それをなくすこ…

融資は目的ではなく事業継続の手段

[要旨]コロナ禍が継続している状況において、融資の申し込みをさらに検討している会社経営者の方も多いと思いますが、このような状態だからこそ、安易に、問題の先送りをするだけの融資の利用は避けることが無難です。ただし、政府の新たな補助事業も行わ…

バレンタインのチョコレートは経費か?

[要旨]経営者の方がチョコレートを買ったときの代金は、ケースによって経費になったり、また、経費になる場合でも、チョコレートをプレゼントする相手や目的によって、どの経費になるかが異なります。そのため、会計記録はややこしいと感じられる面があり…

会議は重要か、それとも、無駄か

[要旨]「会議は重要」と考える人もいる一方で、「会議は無駄」と考える人もいますが、そのような場合、両者の間で、「会議」という言葉を異なる意味で使っていると考えられます。したがって、相手に正しく自分の意図を伝えるには、言葉の意味を明確にした…

ちょっと怖い融資の神さま

[要旨]銀行職員の中には、融資業務に精通しているものの、とても気をつかう方がいるときがあります。そのような方は、機嫌を損ねられないように接するしかありませんが、助言を求めるような姿勢で接すると、自社にとっても有益な情報を得ることができるで…

灯油は空になっていなくても昼間に給油

[要旨]やりたくないことを催促されながらやろうとすると、ストレスを感じ、ますます気持ちが重くなりますが、いずれ、やらなければならないのであれば、あらかじめ、予定に組み込んでおくことで、催促されるようなプレッシャーを避けることができるので、…

能率と有効性、および、誘因と貢献

[要旨]バーナードは、組織が成立するためには、組織の目的を達成する能力や度合いである「有効性」と、組織の維持に必要な貢献を得るための誘因を提供する能力である「能率」を、高めていく必要があると述べています。[本文]前回は、バーナードのいう、…

バーナードの指す組織の3要素とは

[要旨]バーナードは、組織の3つの要素として、コミュニケーション、貢献意欲、共通目的を挙げています。しかし、これは、一般的に使われている意味での組織の要素ではなく、バーナードのいう組織である、「組織に属する人々を動かすしくみ」の要素である…

バーナードの指す組織とは

[要旨]組織論研究者のバーナードは、「2人以上の人々の、意識的に調整された諸活動、または、諸力のシステム」と組織を定義していますが、バーナードの指す組織とは、組織に属する人々を動かすしくみを指しており、一般的な意味での組織よりも、もっと狭…

メリットとベネフィット

[要旨]自社製品がなかなか売れなくて悩んでいる会社は、製品の性能などに目が行き、それが原因で製品が売れないと考えがちですが、現在は、顧客にとって製品で得られる恩恵であるベネフィットが重要な時代であり、自社製品の性能などよりも、どのようなベ…

製品の価値は製品ではなく販売方法にある

[要旨]ジャパネットたかたは、メーカーが上手に販売できなかった製品を、上手な説明の仕方でヒット商品にすることで、業績を伸ばして来ました。このことから、製品の価値は、製品そのものよりも、販売の方法にあるということがわかります。[本文]前回、…

リスク管理は会社と従業員を守る

[要旨]リスク管理を行うことは、直接的に利益に結び付かないことや、時には、利益を得る活動を阻害すると考えられてしまうことから、否定的に考える経営者の方が少なくないようですが、経営環境が複雑化する時代にあっては、重要性が高まっています。[本…

成長そのものを目標にすることはまちがい

[要旨]ドラッカーは、会社の事業の成長を目標にせず、よい会社をつくることを目標とすべきと指摘しています。会社を成長することも大切ですが、それだけでは会社の基盤は脆弱になってしまうので、高いマネジメントスキルが求められるものの、よい会社をつ…

コンサルティング機能の効果は限定的

[要旨]金融庁では、地方銀行に対し、コンサルティング機能を強化すべきという意見があるようです。その方向性は正しいものの、効果は限定的であり、それだけでは地方銀行の収益状況を転換させる原動力にはならないでしょう。[本文]経済情報通信会社のブ…

予測力こそが会社の経営力

[要旨]変化の激しく、先の見通しが難しい時代こそ、月次決算を活用し、より正確な見通しによって経営判断を行うことが、業績を高めることにつながります。したがって、月次決算を活用していない会社は、それを始めることによって、業績の改善が期待できま…

CSRは目的ではなく手段

[要旨]現在は、民間会社に対して、CSRが強く求められる時代になりましたが、それに対して、会社に新たな負担がかかるようになったと考えず、CSRを実践すれば、事業も拡大していくと考えるようにすれば、より、安定的に事業が発展していくでしょう。…

組織的な会社は銀行からの評価が高い

[要旨]銀行が融資相手の会社の社長に、個人保証を求める理由は、会社に融資した資金が、経営者によって私的に使われることを防ぐという意味合いがあります。そこで、経営計画発表会を開くことによって、会社の事業が組織的に行われているということが銀行…

過剰な売掛金はリスクが高い

[要旨]売掛金が多い会社は、回収もれや遅延が起きると、収益や資金繰に大きな影響を与えるため、事業の継続はとても難しくなります。したがって、売掛金が過剰にならないよう、管理することはとても大切です。[本文]神奈川県相模原市にあった、半導体製…

市場シェアから顧客シェアへ

[要旨]人口減少などによって、経済活動が縮小傾向にある時代は、市場シェアを拡大する戦術よりも、、顧客の支出に占める自社への支出の割合である、顧客シェアを高めるという戦術が適していると考えられます。[本文]ポッドキャストの配信を支援している…

ダブルバインドの除去が改善の鍵

[要旨]経営者も含め、人はどうしても矛盾したことを行いがちですが、そのようなことを減らしていくことは、経営環境の複雑化している時代においては、効果が大きいと考えられます。[本文]先日、在庫管理担当者は、営業部門からは在庫を増やせと要請され…

指示通りにしか動かない人は仕事のパーツ

[要旨]会社の中には、単に、指示に従うだけの部下は少なくありませんが、組織としての目的を理解した上で活動できるようにしなければ、組織的な活動はできません。そして、経営者には、部下に、組織の目的を理解できる能力を養成するという、重要な役割が…

マイナポイントとセーフティネット保証

[要旨]何らかの施策がうまく行かなかったとき、その施策を決めた人が、自らの失敗を認めたくないという思いから、改善策の実施を躊躇するということが、しばしば、起こります。しかし、人は、前もって完全な決定を行うことはできないことから、過去の決定…

リスク9割の市場はレッドオーシャン

[要旨]需要が大きい市場は、成功する確率が高いと考えられがちですが、そのような市場は参入者も多く、レッドオーシャンの状態です。したがって、安易に、「知人の会社がその分野でうまくいっているから」という理由だけでは、新たな事業に進出しても成功…

在庫管理の仕事はダブルバインドか?

[要旨]在庫管理担当者は、在庫切れや過剰在庫の発生したとき、その責任を問われることがありますが、本来、在庫管理担当者は、基準在庫を維持するという、遂行責任が問われるべきです。なぜなら、事業活動を、直接、担う人たちは、決められたプロセス通り…

商品と組織で事業は成り立つ

[要旨]現在は、自らは工場をもたず、製品開発に集中して事業活動を行う製造業のファブレスが増加しつつありますが、これからは、製造業に限らず、直接部門よりも間接部門が利益を産む源泉になりつつあります。[本文]12月16日に、家電メーカーのバル…

顧客満足と顧客迎合

[要旨]価格を下げたり納期を早めたりする顧客迎合を、顧客満足と勘違いしている会社が多いようです。しかし、自社の事業活動が顧客に評価されているかどうか、すなわち、利益を獲得できているかどうかに注目しなければ、意味のある事業活動を行うことには…