鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

Win・Winの相手だけと取引をする

[要旨]アルミ加工メーカーのヒルトップの相談役の山本昌作さんによれば、同社では新規顧客の獲得にあたっては、自分たちの将来性を考慮しながら、取引する相手を見つけているそうです。なぜなら、目先の利益にとらわれずに、この相手と仕事をすることで自…

『一人当たり利益率』なら勝負できる

[要旨]アルミ加工メーカーのヒルトップの相談役の山本昌作さんによれば、中小企業は売上では大手に勝てませんが、一人あたり利益率なら十分勝負できるということです。事実、ヒルトップの利益率は20~25%で、大企業を大きく引き離しているそうです。…

目標や夢を持つことで道が開ける

[要旨]アルミ加工メーカーのヒルトップの相談役の山本昌作さんは、かつては、単純作業の多い仕事をしていましたが、その後、一念発起して、「白衣を着て働く工場」を実現しようという理想を実現しようと考えた結果、それが実現できたということです。よく…

悪球を打つと本塁打になることもある

[要旨]アルミ加工メーカーのヒルトップの相談役の山本昌作さんによれば、多くの会社は自社の事業領域を限定してしまいがちだそうですが、自社の事業領域の周辺にビジネスチャンスが隠れていることがあるので、自社の事業領域にこだわらず、柔軟に事業領域…

現場からの不平不満をどう活かすのか?

[要旨]ビジネスコーチの、秋山ジョー賢司さんによれば、社長が部下に会社の問題点を指摘してもらうと、それを同僚や上司への個人批判として受け止められがちですが、そうではなく、部下がそう感じることが現場で起きていて、何らかの改善にあたらなければ…

融資は受けない方がよいのか(3)

[要旨]資金不足の要因は、主に、収支ずれと不採算取引の2つがあります。前者は、通常の事業活動で自ずと解消しますが、後者は、取引条件などを改善しなければ、いつまでも解消しません。そこで、毎月、資金管理と収益管理を行っていれば、事業活動を安定…

融資は受けない方がよいのか(2)

[要旨]融資を受けることに消極的な経営者は、リスクを大きくしないようにしたいと考えていることがその要因のひとつのようですが、そもそも、ビジネスはリスクに挑む活動でもあることから、リスクに及び腰である姿勢は、経営者にはあまり向いていないと、…

融資は受けない方がよいのか(1)

[要旨]融資を受けていない会社が黒字の場合、融資を受けることによって、その黒字額を増やすことができますが、逆に、赤字の会社が融資を受けることによって、その赤字額を増やすことになります。このような融資の効果を財務レバレッジ効果といいます。し…

組織に所属することに意味がある

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、最近は、組織に所属することで自分らしさを発揮することができないと考えている方が増えているそうですが、その一方で、人が会社など、組織に属して働いていることで、人は多くの恩恵を受けているという…

ビジネスの目的は社会貢献

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、ネット上では、必死に働くことを否定する考え方を示す人が多いそうですが、自社の事業を成功されば、大きな雇用を生み、多くの人を豊かにすることができるので、その会社の経営者も人生の満足感が大きく…

仕組み化で属人化の犠牲者を生まない

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、多くの会社では属人化が進んでおり、その結果、従業員たちは、社内での人間関係に労力が割かれています。このことは、従業員の士気や定着率を下げることになり、事業活動の競争力を弱めることになるため…

アウトソーシングには限界がある

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、効率化を目的として、従業員の数を最小限にとどめ、多くの業務をアウトソーシングしようとする経営者もいますが、そういう会社では、企業理念に近づいてきたという達成感を感じる従業員の数も少なくなり…

企業理念実現への実感がエネルギーに

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、会社は企業理念のもとに従業員が集まっているので、従業員にとって企業理念実現に向けて進行していることへの実感が一番のエネルギーになることから、経営者は従業員に対して、どうなれば企業理念に近づ…

組織のために活躍する人が素購らしい

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、大企業にいると、自分が与えられる影響の小ささに不満を感じ辞める人、すなわち、「あなたがいないと困る」と言って欲しいという欲望を持っている人が多いそうですが、そのような人が会社を移っても、ま…

1人の才能で属人化された組織はリスク

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、アイデアや商品が素晴らしいと、ある程度の事業化は可能ですが、環境は常に変化するため、組織によって新たなアイデアが生み出され、それを迅速に収益化するという段階が必ず訪れるということです。ただ…

トップダウンとボトムアップは表裏一体

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、「トップダウン」にネガティブなイメージを持っている人は少なくないものの、意思決定はトップダウンで行われ、情報提供はボトムアップで行われることは組織の原則で、両者は表裏一体であるということで…

理念があるから『一貫性』が生まれる

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、企業理念のない会社も存在することがありますが、そのような会社は、社長が従業員に対して、「利益が出れば何をしてもいい」としか伝えないので、ゴールが見えないまま事業活動を続けることになり、いつ…

1つの業務しかしていない人はリスク

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、1人の人が1つの業務を長く担当することは専門性が高まったり、関係する人たちとの人間関係が深まったりするなどのメリットがありますが、一方で、属人化が進み、既得権益が発生するというデメリットが…

従業員への評価は会社からのメッセージ

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、従業員への評価は会社からのメッセージであり、明らかな基準で給料に差を設けることで、評価されなかった人はそのことを正しく認識し、危機感が芽生えるということです。こうすることで、マイナス評価を…

成功パターンをマニュアル化する

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、組織には、個人のスキルが囲い込まれていて、答えがその人の頭の中に隠れている「暗黙知」があり、それを見えるように仕組み化し、マニュアルを整備することで、新入社員や中途社員が、すぐに実践的な活…

『成長する機会』を奪ってはならない

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、「競争があると職場が殺伐とする」という指摘があるものの、それは建前であり、多くの人は常に他人を比較し、また、自分自身も他人から比較されているわけですから、それは現実的ではないということです…

1つ1つ階段を昇るような目標設定

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、経営者は、成長したいと望む部下に対しては、少し高めの目標を常に設定することが望ましいということです。なぜなら、高すぎる目標を与えると、実質的には目標を未達成することを認めることになるからだ…

『成長できないことへの不安』をなくす

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、会社がブラック会社と評価されることのないよう、職場環境の改善が進んだものの、それは、同時に、「自分に負荷がなく、このままだと将来、社会で通用しなくなりそうで怖い」といった「成長できないこと…

ルールにないことで批判してはならない

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、経営者の方が部下に対して指導をしたとき、部下の方が、「何かを改善しないといけない」、「自分が変わらないといけなくなる」という、正しい恐怖を感じてもらうことが必要だということです。そのために…

責任に応じた権限がいきわたっているか

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、マネジャーは、従業員の責任に応じた権限が委譲されている状態をつくらなくてはいけないということです。そこで、部下には、「もし、この責任を果たす上で自分の権限が足りないと感じたら、そのことを報…

組織が縦割りだから仕事に集中できる

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、会社の組織が縦割りになることに否定的に考える人もいますが、縦割りになっていることによって、それぞれの役割が明確になり、集中して仕事ができるようになるため、効率的であるということです。一方、…

見えない決まりごとはトラブルを生む

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、権力とは権利を持つことが許された人がそれを正しく行使することだそうですが、その権利にはよい権利と悪い権利があるそうです。よい権利とは権利の範囲が明文化されていることで、悪い権利とは明文化さ…

カリスマ社長がいる会社は未熟な組織

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、会社名は有名なのに、その会社の象徴的な人物が思い浮かばないような企業がありますが、そのような会社はいい組織で、逆に、カリスマ的な人がすくに思い浮かぶような会社は、組織としては未熟な状態だと…

優秀な組織は優秀な人が不在でも勝てる

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、優秀な人がいることが優秀な組織であると考えられがちですが、実際はそれは逆で、優秀な人が不在でもチームとして機能することで勝てる組織が優秀な組織だということです。そのような組織では、どんな人…

経営者は属人化を壊す存在であるべき

[要旨]株式会社識学の社長の安藤広大さんによれば、会社では、しばしば、「自分だけが活躍し、他の人が追いつけないような状況をつくる」という属人化が起きますが、それは、その方が個人はトクであり、自然な状態だということです。そこで、経営者は、そ…