[要旨]
DXの活用というと、情報技術をうまく活用することが注目されがちですが、それだけでは十分とはいえません。DXによって新しいビジネスを見つけることで、競争力の高い事業を営むことができるようになります。
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先日、中小企業診断士の神谷俊彦先生へのインタビューを収録した、ポッドキャスト番組を配信しました。神谷先生には、神谷先生の新刊、「図解でわかるDXいちばん最初に読む本」に基づいて、DXについてお伺いしています。そして、そのお話の中で、「肝」と感じた部分は、DXを活用するには、新しいビジネスを作るということです。
これは、情報技術の活用するとき、従来のビジネスの効率化に目が行きがちですが、それはそれで効果があるものの、十分な活用とは言えないということです。例えば、UberやAirbnbは、新しいビジネスを生み出しています。すなわち、情報技術によって、いままでできなかったことを実現することが、本当のDXの活用になるということです。
ところが、この、新しいビジネスを見つけるということは、コロンブスのたまご的な活動で、思うほど容易ではないということです。だからこそ、新しいビジネスは、それだけの価値があるということです。そこで、DXに注目している方は、情報技術の使いこなし方だけでなく、さらに、それを一歩超えた部分の、新しいビジネスを見つけるという独創性に着目していただければと思います。