2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧
[要旨]エグゼクティブコーチの谷口りかさんによれば、福岡県粕屋郡にある福岡ロジテックでは、死亡事故が起きたことをきっかけとして、夜間運転全面禁にしたそうです。これを行うにあたっては、取引先との調整などに労力を要したものの、事故率が下がった…
[要旨]エグゼクティブコーチの谷口りかさんによれば、千葉県四街道市にある日東物流では、従業員の1か月あたりの拘束時間が、当初、400時間もある従業員もいた中、293時間以内に抑えるという目標を、スモールステップにして徐々に近づけて行き、1…
[要旨]エグゼクティブコーチの谷口りかさんによれば、千葉県四街道市にある日東物流では、従業員の健康診断を、単なる義務的なコストから、従業員の安全運行を支える投資へと位置づけを変えたそうです。その結果、従業員の病気を早期に発見できるようにな…
[要旨]エグゼクティブコーチの谷口りかさんによれば、千葉県四街道市にある日東物流で、1人の退職したドライバーが労働組合を通じて会社に団体交渉を申し入れたことがきっかけで、就業規則の策定や雇用契約書の締結などを行うようにした結果、労働組合側…
[要旨]公認会計士の森暁彦さんは、かつて、ある会社のCFOを務めたことがありますが、その時の上司はCEOであっても、真のお客様は資本市場であり、1万人近い株主や潜在的な投資家、金融機機関だと関だと考えていたそうです。一方、「社内のヒエラル…
[要旨]公認会計士の森暁彦さんによれば、RIZAPは、かつて簿価割れした不採算の会社を複数買収し、会計のルールに従って、簿価割れした部分を負ののれんの償却益として収益計上していましたが、その後、買収した会社の業績が改善せず、損失を計上しな…
[要旨]公認会計士の森暁彦さんによれば、棚卸資産の評価を高く見積もると、利益を増やすことになります。しかし、適切な評価を行わない会社は、財務諸表に不自然と感じられるようになります。そこで、不適切な評価によって問題を先送りせず、適切な評価を…
[要旨]公認会計士の森暁彦さんによれば、製造業などで、製品の製造に関わった人件費などは、いったん、資産に計上されますが、その製品が売れる見込みがなければ、資産に計上せず、直ちに費用として計上しなければならないということです。したがって、財…
[要旨]公認会計士の森暁彦さんによれば、かつてのNOVAでは、受講生が入会すると最初に数十回分のチケットを数十万円で買うという仕組みで、約款に基づき、受け取った数十万円のうちの約半分は入会時に即時売り上げに計上し、残りの約半分は、レッスン…
[要旨]公認会計士の森暁彦さんによれば、固定資産から得られる将来のキャッシュフローは、社長やCFOが適切な額を見込みますが、その見込み額が楽観的過ぎると、短期的には隠すことができても、長期的には隠し切れなくなります。そこで、誠実な見込みを…
[要旨]公認会計士の森暁彦さんによれば、財務諸表は、会社の将来がどうなるかという情報はあまり多く得ることはできませんが、過去の不自然な情報を見抜くことはできるということです。それは、経営者が業績をよく見せたいという思惑によるものであり、そ…
[要旨]公認会計士の森暁彦さんによれば、企業価値とは、企業が事業から将来生み出す現金を現在価値に割り引いた金額の合計額を意味するということです。このことは、未来に明るい展望が開けて、世界全体が成長するモメンタムにあると、企業の価値も上昇す…
[要旨]公認会計士の森暁彦さんによれば、銀行は、融資の申請があった会社に対して、銀行の役割やマネーの特性を十分に理解できているか、すなわち、会社が大きな資金を受けるに足る洗練されたリテラシーがあるか、じっと観察しているということです。した…
[要旨]事業活動に投下する資金のうち、出資による資金の割合が低いと、ROEは高くなり、株主から見た会社の評価は高くなりますが、一方で、融資の割合が高い会社は経営が不安定と銀行に判断され、融資金利が高くなり、資金調達コストが上昇します。した…
[要旨]かつては、日本の上場会社は、高度経済成長の下、株式持合などの慣行により、経営者は株主の意見をあまり意識せずにすんできました。しかし、低成長時代に入り、誰でも会社を成長させられる時代が終わったことで、いよいよ経営者の能力が問われるよ…
[要旨]ROEが高い会社は、株主からみて価値が高い会社ということになりますが、ROEを高くするためには、利益を増やす方法と、株主資本を減らす方法があります。後者は、主に、自社株買いによって行われます。もし、利益で得られた資金を事業活動に活…
[要旨]資金の効率性を測る指標には、ROE(株主資本利益率)とROIC(投下資本利益率)がありますが、前者は出資者の提供した資金の収益性を測る指標で、後者は外部から調達した資金の収益性を測る指標です。そこで、経営者は、ROICを高めること…
[要旨]経済評論家の加谷珪一さんによれば、ビジネスの世界に倫理観や善悪の概念を持ち込むことは、経済活動を阻害すると考える人も多いようですが、むしろ、それらは高度な資本主義の発達にはなくてはならないものであり、このような考え方は、ドイツの社…
[要旨]経済評論家の加谷珪一さんによれば、日本人は根源的な善悪の概念に鈍感であり、集団の秩序維持という目的に従って、その場の空気や零囲気で善悪を判断するという特徴があるので、不正行為を行った日本の経営者の多くには、明確な意図がなく、その場…
[要旨]精神科医である土居健郎さんは、著書、「『甘え』の構造」で、土居さん自身が米国留学中に、知人宅でアイスクリームを食べますかと聞かれ、本当は食ベたかったにもかかわらず、お腹はすいていないと答えてしまった経験から、日本人は自分に忖度して…
[要旨]評論家の山本七平さんは、著書、「『空気』の研究」で、太平洋戦争末期、旧日本海軍の戦艦「大和」が沖縄への出撃を命じられた際、沖縄出撃を無謀だと反対する人たちのほとんどが、データに基ついた主張を行う一方で、沖縄出撃について当然だと主張…
[要旨]経済評論家の加谷珪一さんによれば、ハンコにお辞儀させるという馬鹿げた習慣をITシステムに実装させるという会社は、立場が下の相手に対して抑圧的に振る舞い、上下関係でコミュニケーションを保つという日本社会の特徴を反映していると考えるこ…
[要旨]経済評論家の加谷珪一さんによれば、近代以降、イノベーションによって社会の生産力が格段に増強され、人々の生活が圧倒的に豊かになった結果、経済的利益など、ある目的を達成するために合理的に、人為的に作られた集団であるゲゼルシャフトがつく…
[要旨]経済評論家の加谷珪一さんによれば、かつて、経済産業省は、東芝の株主に不当な圧力をかけたことがありますが、それは、企業のガバナンスにおける根本的な善悪について、東芝と経産省がまったく無理解だったことが原因だということです。そのような…
[要旨]経済評論家の加谷珪一さんによれば、コロナ禍において、政府の対策の一部が国民からの批判によって撤回されたことがありましたが、このような事例から、日本では民主国家における根源的な善悪や価値観ではなく、その場その場において、やりやすい方…
[要旨]経済評論家の加谷珪一さんによれば、日本がIT後進国になっている要因の例として、稟議書を電子化する際に、会社の役職者が自分の承認欲求を満たすために、お辞儀ハンコを押すことができるようシステムを改訂させていることが要因となっているとい…
[要旨]経済評論家の加谷珪一さんによれば、日本では、新しい技術に対して批判が寄せられることがありますが、それはその技術が普及すると、その技術を持っている人は多くの利益を得られることになるから、その技術によって自身の生活が便利になったとして…
[要旨]経済評論家の加谷珪一さんによれば、日本社会が不寛容であることは、学術的な調査研究でも明らかとなっており、日本人はスパイト(自分の利益が減っても相手を陥れようとする行為)を行う傾向が、他国と比較して大きいそうです。また、そのことが、…