[要旨]
作家の山口拓朗さんは、夫婦はお互いに自分の鏡(投影)であるので、相手に嫌なところがあれば、自分を変えることで、相手の嫌なところもなくすことができるといいます。これは、会社の上司と部下の関係にもあてはまるものなので、経営者の方は、このような考えかたで、部下の方に接することが大切です。
[本文]
作家の山口拓朗さんの、リクナビネクストへの寄稿を読みました。要旨は、夫婦はお互いに自分の鏡(投影)であるので、相手に嫌なところがあれば、自分を変えることで、相手の嫌なところもなくなる、だから、誰と結婚しても結果は同じ、というものです。
これは、鏡の法則として、よく知られているものです。そして、これを読んで、私が、かつて、銀行で働いていたとき、私が担当していた会社の、K社長ご夫妻のことを思い出しました。Kさんご夫妻は、昭和の初めのころにご結婚されましたが、結婚相手は、Kさんの親が決めたことから、お互いに、結婚式のときが初対面だったそうです。
ところが、おふたりともとても仲のよいご夫婦で、必ずしも、自分が相手を選ばなければ、仲の良い夫婦になることはできないとは限らないということを感じました。そして、この鏡の法則は、会社の上司や部下との関係にもあてはまると思います。部下は上司の鏡と考えれば、どんな部下でも改善できる、ということになります。
が…しかし…これって、頭ではよくわかっていても、感情をコントロールする力が弱いと、実際にはなかなか実行できないものです。まさに、私も、かみさんとけんかしてばかりです。そこで、私自身も心を鍛えて、山口さんやK社長のように、鏡の法則を実践できるようになりたいと思います。