先日、丸亀製麺などのレストランチェーン
を運営する、トリドールホールディングス
の社長秘書で、「『丸亀製麺』で学んだ超
版された、小野正誉さんにお越しいただ
き、私の制作しているポッドキャスト番組
の収録をしていただきました。
その収録の合間に、丸亀製麺さんは、なぜ
地味な戦術を実践しているのかということ
についてお話をお伺いしました。
(同社の、地味な戦術については、私が、
以前、ブログにも書いていますので、ご参
照いただきたいと思います。
ここで、地味な戦術と書きましたが、例え
ば、小さな改善を積み重ねて売上を2倍に
した羽田空港店では、レジを2台設置した
ら、顧客の回転率が向上し、売上が0.5
%増えたそうです。
この戦術はほかのお店とも共有され、実践
されているそうです。
ただ、「0.5%の売上を伸ばすために、
レジを2台にする」という戦術を採用する
かどうかを検討したとき、多くの経営者の
方は、効果が小さいという理由で、採用し
ないのではないでしょうか?
実は、私も、売上増加0.5%の戦術は、
効果が小さい戦術だと思うので、顧問先へ
は薦めようとは思いません。
では、なぜ、丸亀製麺では、このような小
さな改善を積み重ねるのかということを、
小野さんは、次のように解説してください
ました。
すなわち、丸亀製麺では、「人の心をつか
む、『手づくり』『できたて』の感動」を
顧客に提供するという考え方を大切にして
いるそうです。
もし、単に、売上を増やして、利益が得ら
れればそれでよいという価値観で事業に臨
んでいたら、地味な戦略は採用しようとし
ないでしょう。
でも、前述のような、絶対に譲れない方針
を持っているから、それ以外のことは、た
とえ地味な戦略でも採り入れるという価値
観が、丸亀製麺の業績となって現れている
のだと思います。
小野さんは、これを、「be→do→ha
ve」の考え方とお話しています。
すなわち、「『手づくり』『できたて』の
感動」を提供しようと思う(be)→小さ
な改善も含めてなんでも実践する(do)
→顧客の心をつかむ(have)というこ
とだそうです。
ただ、多くの方は、「be→do→hav
e」ではなく、逆の、「have→do→
be」で考えてしまっているそうです。
この、「be→do→have」の考え方
については、Podcastで配信予定で
すので、その時まで楽しみにお待ちくださ
い。
話を戻して、今回の記事の結論は、「顧客
の心をつかむ」という絶対に譲れない方針
を持つことによって、地味な戦術であって
も取り組む価値があると考えられるように
なり、それが競争優位という結果につなが
るということです。
※この記事はメールマガジンでも配信して
います。ぜひ、ご登録ください。→
http://yuushi-zaimu.net/conference/
●10月21日ランチ会兼勉強会のお知らせ
10月21日(月)12時00分から、東
ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが
らの融資に関する勉強会を開きたいと思い
ます。
■日時:令和元年10月21日(月)
12時00分~14時00分
■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目
彌左エ門 アトレ秋葉原2店
アトレ秋葉原2 4階
にあるエレベーターで4階に上がってくだ
さい。
原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ
ーが見えます。
■参加費:1,000円(消費税込み)
当日、会場でお申し受けします。
別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く
ださい。
■その他:食事をオーダーするという条件
を満たしていただければ、遅れての参加、
中途での退室は可能です。当日は、ご参加
いただいた方からの質問もお受けします。
■参加申し込み方法:フェイスブックイベ
ントページで、「参加」ボタンを押してく
ださい。→