保険営業コンサルタントの貝原守さんのブ
ログに、目標管理について書かれていまし
た。
(ご参考→ https://bit.ly/2GaX6E9 )
ブログの主旨は、「ある営業マンから、
『目標を達成できない』という相談を受け
たところ、その営業マンは、自分の目標そ
のものを覚えていなかった。
そこで、同僚に協力してもらって、毎日、
自分の目標をメールで送ってもらうように
したら、その営業マンは目標を達成できる
ようになった」というものです。
「目標を、毎日、メールで送ってもらうよ
うにしただけで、それが達成できるように
なった」というのは、ちょっと非論理的で
はないかと感じる人もいると思いますが、
貝原さんのブログを読んで、私は、稲盛和
夫さんも同様のことをお話しておられたこ
とを思い出しました。
「毎月の会議で、自分の目標はこれだけで
すと数字を述べることはできても、会議の
場でないところで、『あの件はどこまで進
んでいるのか』と質問すると、『えーと、
えーと』と言って答えられない人もいる」
(ご参考→ https://bit.ly/36ePFXg )
すなわち、目標を意識して行動していない
と、自分の活動は目の前のことだけに左右
されてしまい、結局、本来、自分がやらな
ければならないことができなくなってしま
うということだと思います。
ただ、ここまで書いて来たことは、多くの
方が容易に理解できることだと思うのです
が、一方で、業況のよくない会社ほど、あ
まり実践されていないように思います。
なぜ、実践されないのかということについ
ての説明は割愛しますが、口では「目標は
達成したい」と言いつつも、「計画的に活
動するというような、窮屈な仕事の仕方は
したくない」と、心の深いところで考えて
いる人も多いのだと思います。
このことが、私が、「業況のよくない中小
企業はたくさんあるけれど、万策が尽きて
いるのではなく、解決策が実践されていな
いだけだ」と考えている根拠です。
貝原さんのブログにも、「『目標を覚えて
いない=達成できない』と、ちゃんとつじ
つまが合っている」と書かれていますが、
業況のよくない会社で、その原因が明確に
なっていながら、それが解決されないとす
れば、業況が改善しない責任はだれにある
かも明確です。
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