鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

感心上手の行い下手

イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんの

メールマガジンを読みました。


「講演で『掃除をすると。社風がよくなり

ますよ』と私がお話ししますと、『そんな

にいいのならすぐやろう』と、その場で決

心される人が3分の1くらいいらっしゃい

ます。


ところが、会社に帰ると、『明日からやる

ぞ』に変わり、次は、『そのうちまとまて

一気にやろう』ということになります。


『そのうちまとめて誰かが』という、『感

心上手の行い下手』となったらおしまい」


私は、講師をすることもありますが、他の

方のセミナーを受講することもあり、鍵山

さんのご指摘は、身につまされる思いがし

ます。


セミナーを受講して、知識を増やしても、

それを実践しなければ、結局、単なる宝の

もちぐされになってしまいます。


このことも分かっていながら、セミナーで

学んだことを実践しない人が多い(もちろ

ん、私を含めて)のは、セミナーを受講す

ることが目的化しているからでしょう。


すなわち、セミナーを受講すれば、改善活

動をしているという気分になれるという、

自己満足に過ぎません。


では、どうすればよいのかというと、セミ

ナーを受講するからには、それを実践する

ための計画を前もって立てるということ、

そして、セミナーを受講するからには、そ

れを活かすのは自分自身だという心構えを

持つことでしょう。


よく、「セミナーを受講したけれど、あま

り意味がなかった」という不満を持つ人が

いますが、そのような人は、自分は何も変

わらなくても、周りの人が変わってくれる

呪文をセミナーで教えてもらえるという、

受動的な考えを持っているのでしょう。


何事にも強い当事者意識を持つことが大切

だと思います。




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