鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

おひとりさま需要

先日、ファミリーレストランのガストなど

のおひとりさま用ボックス席に関して取材

した、ダイヤモンドの記事を読みました。


(ご参考→ https://bit.ly/2mYtkww


記事の概要は、ガスト、ジョナサンの一部

の店舗に、充電用コンセントと、無料Wi

-Fiが備わっている、おひとりさま用

ボックス席を導入したところ、ガスト新橋

店ではティータイムの売上が2割伸び、他

の店舗では、ランチタイムの客数が5%上

昇という実績があった、というものです。


とはいえ、すかいらーくグループも、店の

立地や休日によっては、家族連れの需要も

多いので、すべての店におひとりさま用

ボックス席を導入する予定をしていないな

ど、単純に、おひとりさま需要を取り込め

ばよいということではないようです。


ただし、この記事を読んだとき、1人カラ

オケの需要の取り込みに乗り遅れたことな

どが原因で、カラオケ事業から撤退した、

シダックスの事例を思い出しました。


(ご参考→ https://bit.ly/31XWY3W


また、私の住まいの近隣にある温泉街も、

かつて、多くの需要があった団体旅行だけ

を追い続け、家族・個人旅行の需要が増え

ているという環境変化に対応しなかったこ

とから、業績を下げてしまったという事例

があったことも思い出しました。


このような需要の変化への対応は、つきつ

めて言えば、マーケット・インや、カスタ

マー・オリエンテッドということになるの

ですが、このような専門用語を、単に、知

識として身に付けていたとしても、需要の

変化への感度を高めていなければ、意味が

ないということを、ダイヤモンドの記事を

読んで感じました。


中小企業経営者の方に、経営環境への対応

について尋ねると、多くは「肌感覚」、す

なわち経営者の印象だけで判断していると

思います。


でも、需要の変化に乗り遅れる事例を見る

と、きちんと需要の変化を読み取るための

客観的なデータ収集をしていないことが、

大きな原因になっていると思います。


ここで今回の記事の結論ですが、需要の変

化のへの感度を高めるためには、仮説と検

証を繰り返すことが重要であり、そのため

には、日報などを活用して、必要と思われ

るデータを、日々、収集することが、競争

力を高めることにつながると、私は考えて

います。


かといって、大胆に戦術を変える必要はな

く、少しだけ戦術を変えてみて、客数や売

上の変化を確かめるということを繰り返し

ていくことが、地道な方法ですが、大切な

ことだと思います。




※この記事はメールマガジンでも配信して

います。ぜひ、ご登録ください。→

http://yuushi-zaimu.net/conference/




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●10月21日ランチ会兼勉強会のお知らせ

 

10月21日(月)12時00分から、東

京都千代田区秋葉原駅の近くのレストラ

ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが

らの融資に関する勉強会を開きたいと思い

ます。

 


■日時:令和元年10月21日(月)

12時00分~14時00分


■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目

彌左エ門 アトレ秋葉原2店

東京都千代田区神田花岡町1-9

アトレ秋葉原2 4階


JR秋葉原駅昭和通り口を出て、すぐ左側

にあるエレベーターで4階に上がってくだ

さい。


東京メトロ日比谷線をご利用の場合、秋葉

原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ

ーが見えます。


地図→ https://bit.ly/2lV8tZO

 

■参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く

ださい。


■その他:食事をオーダーするという条件

を満たしていただければ、遅れての参加、

中途での退室は可能です。当日は、ご参加

いただいた方からの質問もお受けします。


■参加申し込み方法:フェイスブックイベ

ントページで、「参加」ボタンを押してく

ださい。→

https://www.facebook.com/events/489330015247993/