かつて、経営コンサルタントの小山昇さん
が、ラジオ番組で、「私は、業績のよい会
社を選んでコンサルティングをしている」
とお話されておられました。
コンサルティングというと、業績のよくな
い会社の事業を改善するというイメージが
強い感じがしますが、小山さんは、業績が
そこそこよい会社を、ものすごい優良会社
にするコンサルティングをしておられるよ
うです。
私も、小山さんと同じ、「経営コンサルタ
ント」をなのっていますが、クライアント
さまを選べるような実績もないため、業績
があまりよくない会社の事業改善のお手伝
いをすることがあります。
そして、まだまだ途上にある私のようなも
のが、このようなことを述べることは失礼
なのですが、いままで多くの会社の方のご
支援をしてきて感じることは、業績のよい
会社ほど経営者の方の当事者意識が強く、
業績のよくない会社ほど経営者の方の当事
者意識が強くないということです。
念のために付言しますと、業績のよくない
会社は、経営者の方の当事者意識がまった
くないということではなく、業績のよい会
社ほど強くないということです。
この、私が感じていることを換言すると、
業績のよくない会社経営者の方は、恐ら
く、自分は自分の関心のあることだけしか
関わりたくないので、面倒と感じることは
コンサルタントに代わってやってもらいた
いというような要望を持っているというこ
とです。
そのような経営者の方の要望を、直接的に
受けたくないとは言わないまでも、あくま
でも「部外者」である経営コンサルタント
が、経営者の方の要望を受けた改善策を実
践しようとしても、それについて経営者の
方の関心がないと、いつか、「かけたはし
ごを外される」ことになりかねないので、
二の足を踏むことにつながります。
よく、「困っている会社を助けることが、
経営コンサルタントの使命だろう」と言わ
れることがありますが、これについても失
礼ながら、その言葉の裏側には、「面倒な
ことを代わってやってほしい」という意図
が読み取れます。
そして、このようなことを言われると、コ
ンサルタントとしては、「あなたには、本
当に自社の事業を改善しようとする意思が
あるのか」と勘繰りたくなる気持ちを持っ
てしまいます。
これはにわとりとたまごの関係かもしれま
せんが、当事者意識の強い経営者の方は、
優秀な経営コンサルタントを上手に自社の
事業に巻き込んで、事業をますます向上さ
せることができると思うのですが、当事者
意識の少ない経営者の方は、その会社を助
けようとする専門家の方も少なく、業績も
なかなか改善しないのではないかと思いま
す。
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●12月13日(金)ランチ会兼勉強会のお
知らせ
12月13日(金)12時00分から、東
ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが
らの融資に関する勉強会を開きたいと思い
ます。
■日時:令和元年12月13日(火)
12時00分~14時00分
■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目
彌左エ門 アトレ秋葉原2店
アトレ秋葉原2 4階
にあるエレベーターで4階に上がってくだ
さい。
原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ
ーが見えます。
■参加費:1,000円(消費税込み)
当日、会場でお申し受けします。
別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く
ださい。
■その他:食事をオーダーするという条件
を満たしていただければ、遅れての参加、
中途での退室は可能です。当日は、ご参加
いただいた方からの質問もお受けします。
■参加申し込み方法:フェイスブックイベ
ントページで、「参加」ボタンを押してく
ださい。→
https://www.facebook.com/events/532327930944980/