鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

銀行の存在意義はいざというときの支援

先日、ダイヤモンドの記事に、上場企業に

対して行った、銀行に関する調査の結果が

公表されていました。


(ご参考→ https://bit.ly/2kYyeIC


その記事によれば、「これからもメインバ

ンクは必要と思うか」との問いに対して、

「はい」と答えた会社は91.6%とあり

ます。


その理由の1位(複数回答)は、「いざと

いうとき頼りになる」で、メインバンクを

必要だと思う会社の85.7%がそれを根

拠として挙げています。


ちなみに、2位の「資金需要がある」は、

42.9%で、融資を受けている会社は、

「いざというときに頼りになる」が、メイ

ンバンクを必要とする圧倒的な理由になっ

ていると言えます。


今回、この結果に私が注目したのは、この

「いざというときに頼りになる」が、逆に

言えば、銀行の存在意義でもあると考えて

いるからです。


さらに、最近は、フィンテック人工知能

の発展が著しい状況ではありますが、融資

をしている会社が危機的な状態に陥ったと

きに、支援するかどうかという判断は、機

械などが人間に代替できない分野だと思っ

ています。


すなわち、仮に、今後もフィンテックによ

る融資が増えて行っても、資金の供給事業

における銀行の中心的な地位は変わらない

ということです。


したがって、これからの銀行は、競争力を

高めるために、この機械などが代替できな

い部分に資源を集中させてくるものと思い

ます。


そうすれば、自行をメインバンクとする会

社が増え、その会社の通常の融資取引も得

られることになるでしょう。


なお、今回取り上げた調査は、上場会社に

対するものですが、中小企業においても同

じ結果になると思います。


今回の記事の結論は、銀行から融資を受け

ている会社は、自社のリスク管理のために

も、いざというときに銀行からの支援が得

られるよう、「メインバンク」をしっかり

と定め、自社の情報や方針などを、適宜、

提供していくことが、ますます重要になっ

ていくということです。

 

 

 

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●10月21日ランチ会兼勉強会のお知らせ

 

10月21日(月)12時00分から、東

京都千代田区秋葉原駅の近くのレストラ

ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが

らの融資に関する勉強会を開きたいと思い

ます。

 


■日時:令和元年10月21日(月)

12時00分~14時00分


■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目

彌左エ門 アトレ秋葉原2店

東京都千代田区神田花岡町1-9

アトレ秋葉原2 4階


JR秋葉原駅昭和通り口を出て、すぐ左側

にあるエレベーターで4階に上がってくだ

さい。


東京メトロ日比谷線をご利用の場合、秋葉

原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ

ーが見えます。


地図→ https://bit.ly/2lV8tZO

 

■参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く

ださい。


■その他:食事をオーダーするという条件

を満たしていただければ、遅れての参加、

中途での退室は可能です。当日は、ご参加

いただいた方からの質問もお受けします。


■参加申し込み方法:フェイスブックイベ

ントページで、「参加」ボタンを押してく

ださい。→

https://www.facebook.com/events/489330015247993/