鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

障害は働く人にではなく職場にある

先日、私の知人の坂下隆子さんの経営する

男性用ネイルサロン店のオトコネイルさん

に行って、足の手入れをしていただいてき

ました。


(ご参考→ https://bit.ly/2JSVQH8


私もお伺いするまでは分からなかったので

すが、お伺いしたときにお店にいた従業員

の方は4人の女性で、そのうち、2人の方

聴覚障害を持つ方のようでした。


まず、受付から席に案内してくださった方

は、声を出さずに仕草で私を席まで案内し

て下さいました。


そして、私が席に着くと、別の方が来て足

の手入れをして下さったのですが、手入れ

の前に、ホワイトボードに、「これから、

足の爪を丸く切って、角を取ります」と書

いて説明をしてくださいました。


もちろん、本来のサービスである足の手入

れは、話すことができるかどうかには関係

のないことであり、きちんと手入れしてい

ただくきました。


そして、これは私の認識不足を恥じるので

すが、聴覚障害を持つ方が働くときは、い

わゆる「健常者」の方について、補助的な

仕事をすることにならざるを得ないのでは

ないかと考えていたのですが、私がお伺い

したお店では、まったくそのようなことは

なく、聴覚障害を持つ方も、単独で積極的

に働いておられました。


すなわち、聴覚障害を持つ方は、話すこと

ができないという面では、確かに「障害」

を持っているかもしれませんが、私がお伺

いしたネイルサロンのお店では、私を迎え

てえて下さったお2人の方は、働くことに

おいてはまったく障害はないということに

気づかされました。


私も、普段は、多くの会社が多くの障害者

の方を雇うことが望ましいと考えてはいた

ものの、実際に障害者の方と接する機会は

ほとんどなかったため、認識の低さを大い

に反省しました。


これも私が述べるまでもないのですが、こ

れまでの多くの職場は、いわゆる健常者の

視点で作られている場合がほとんどだと思

いますが、「バリアフリー」になれば、い

わゆる「障害者」の方が働くにあたっての

障害はなくなります。


私が利用したオトコネイルさんでは、従業

員の方と利用者が筆談でやりとりできる状

態なので、聴覚障害者の方は障害なく働く

ことができます。


むしろ、障害は、「障害者」の方が持って

いるのではなく、職場や、利用する側の心

の中にあるのではないかと、私は感じまし

た。


今回、ここで私が述べたことは、実際に会

社を経営されて障害者の方を雇用しておら

れる会社経営者の方は、すでにご存知のこ

とだと思います。


ただ、障害者の方をまだ雇用したことがな

い会社経営者の方が、障害者の方を雇用す

るかどうか躊躇しておられたとしたら、私

の経験がご参考になればと思います。

 

 

 

 

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