鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

情報技術と迅速な対応

先日、営業コンサルタントの菊原智明さん

が、ダイヤモンドに寄稿した記事を読みま

した。


(ご参考→ https://bit.ly/2LZi25k


主旨としては、現在は、電子メールやSN

Sが普及し、ビジネスパーソン同士の連絡

が迅速に行えるようになった。


しかし、いまだに返事が遅い人や、中には

SNSを使っていないために、連絡がつき

にくい人もいる。


そのような人は、レスポンスが早い人たち

から見て、連絡をとることの負担が大きい

と感じられてしまい、しまいにはビジネス

の輪に入れなくなってしまう、というもの

です。


私も菊原さんのお考えと同じ考えを持って

いるのですが、いまだに「情報技術を使え

る能力は特殊なものであり、使えなくても

標準的である」というように考えている人

たちに、ときどき会うことがあるので、今

回、記事に書くことにしました。


私は、電子メールもSNSも、それらを利

用することに特殊な能力は不要と思います

が、100歩譲ってそれらを使うことが難

しいことだとしても、電子メールやSNS

を使わない人たちが返事が遅くてもよいと

いう理由にはならないと思っています。


本当は、すぐに返事をすることが億劫なだ

けなのに、電子メールやSNSを使えない

ということにして、言い訳をしているのだ

と想像しています。


したがって、そのような即答を億劫がる人

たちは、情報技術以外の、電話や手紙など

の通信手段を使って返事をしようともしな

いでしょう。


すなわち、コミュニケーションそのものを

軽視していることが、返事などが遅い本当

の理由だと思います。


ただし、今回の記事の主旨は、コミュニ

ケーションを軽視している人たちに対する

批判ではなく、情報技術は、単なる道具で

あるということです。


すなわち、電子メールやSNSは、ビジネ

スで連絡を迅速に行えるようにするための

道具であり、ユーザーが迅速に連絡を行お

うとする意思がなければ、情報技術はなん

の役にも立たないということです。


これを言い換えれば、情報技術はやる気の

あるビジネスパーソンにとっては、とても

便利な道具ですが、やる気のないビジネス

パーソンにとっては、厄介なものというこ

とです。


ですから、情報技術は、能力のある人と、

能力のない人の成果の差を、どんどん広げ

るものだということです。


今回の記事の結論は、情報技術の発達に

よってビジネスがせわしくなってきたと感

じている人がいるかもしれませんが、私は

そうではなく、情報技術が発達してきて、

ビジネスのせわしさに適応する人と、そう

でない人の差が、より現れやすくなったと

考えるべきだということです。


ビジネスがせわしいことを否定的にとらえ

る人は多いと思いますが、ユニクロ、サイ

ゼリヤ、ニトリなどは、情報技術によって

「ビジネスをせわしく」することで、低価

格で商品を提供し、業績を伸ばしている会

社です。


「迅速さ」が、常に、100%よいもので

あるとは私も考えていませんが、迅速さを

顧客が求めているのであれば、ビジネス

パーソンとしては、それに応えることが基

本であると私は考えています。

 

 

 

 

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