鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

すきなことを増やす

これは、これまで何度か述べて来たことな

のですが、私は、経営コンサルタントとし

て顧問先に対して、どういうことをすれば

よいかということよりも、事業を改善する

ための活動を確実に実行してもらうことに

労力を割いています。


なぜなら、経営者の方は、すきなことだけ

しか実行しようとしないからです。


このように書くと失礼なので、もう少し厳

密に書くと、経営者の方はどうしても多忙

になってしまうので、自分があまり気が向

かないことは無意識に後回しにしてしまう

ということです。


ただ、私の経験から感じるのは、後回しに

してしまうことほど、実は、重要なことで

あったりするものです。


そうはいっても、私自身も嫌なことは後回

しにしているので、この記事は、自戒を込

めて書いています。


そこで、その解決方法ですが、そのひとつ

は、経営者の方がすきなことを増やすこと

です。


その方法もいくつかあるのですが、その代

表的なものは、経営者の方の目標を聴き出

し、それを実現するために、いま、何をす

ればよいのかを考えてもらいます。


この方は、私の顧問先の方ではないのです

が、先日、ある会社の社長のMさんとお話

をしていたところ、Mさんは自ら社会保険

労務士の資格をとるために、専門学校に通

い始めたとお話してくださいました。


とはいえ、いままで労務に関することは、

まったく学んだことがないので、合格する

までには、最低、2年はかかりそうだとお

話しておられました。


それでは、なぜ、Mさんが社会保険労務士

の資格をとろうと考えたのかというと、こ

れからは従業員に幸せになってもらわない

と、事業もよくならないということに気づ

いたそうです。


そこで、自らが労務の専門家になることが

近道だと考えたそうです。


勉強そのものはたいへんでも、よい会社を

つくりたいという想いが強いからこそ、M

さんは勉強することは苦にならないのだと

思います。


ただ、ここまで書いてきたことは、「理屈

ではわかるけど…」と感じる方が多いと思

います。


そのような方に対して、私は、「多くの方

は社長さんは偉い人だと考えていると思い

ますが、では、社長さんはどうして偉いの

でしょうか?」と質問しています。


ちなみに、その答えは、こちらの記事に書

いてあります。→ https://bit.ly/31HmAlW


私は、たくさんの経営者の方に、偉くなる

ことではなく、偉くなるための活動をすき

になって欲しいと思っています。

 

 

 

 

 

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