鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

言行不一致を防ぐには

職場で、部下がなかなか言うことをきいて

くれない原因として、上司の言っているこ

とと、上司の行動にくいちがいがあるとい

うことがあげられると思います。


例えば、上司が部下に対して、「すべての

責任は俺がとるから、お前たちは思いっき

り仕事をしろ」と言っていながら、実際に

部下が失敗をしてしまったとき、上司が部

下を叱責したりすると、部下は上司を信用

しなくなります。


これは極端な例ですが、別の例でいうと、

「困ったことがあったらいつでも相談して

くれ」と言っておきながら、部下が相談に

来たときに、「いま忙しいので、あとにし

てくれ」と上司が言ってしまうことは、よ

くあると思います。


このような場合、上司に悪意はないし、部

下も上司への配慮が足らなかったかもしれ

ないという点で、避けることが難しい事例

だと思います。


従って、上司の言行不一致はなかなか無く

すことは難しいと私は考えています。


そこでどうすればよいのかというと、その

対処法は一つではないと思いますが、私は

陰徳を実践するとよいと思っています。


例えば、企業法務・税務訴訟の第一人者と

して知られる弁護士の鳥飼重和さんは、ホ

テルのトイレに入ると、洗面台のまわりを

掃除する習慣があると、ポッドキャスト

お話されておられました。


(ご参考→ https://goo.gl/q6jRtc


洗面台のまわりを掃除することが、直接的

に言行一致につながるわけではありません

が、自分の損得に直接関係がないことを実

践する、すなわち、陰徳を実践する習慣が

ある人は、その行動が知らず知らずのうち

に普段の行動に現れ、周りの人からその人

は私心で行動しない人だと認識されるよう

になるのだと思います。


そういう人が、仮に、言行不一致の行動を

したとしても、普段の行動から信用を得ら

れているので、言行不一致の行動だけで信

用をなくすということはないでしょう。


また、部下の前でついついかっこうのよい

ことを言ってしまい、その結果、言行不一

致の行動を招いてしまう人は、その言葉通

り、部下に対してかっこうよく振る舞いた

いという心理もあるのだと思います。


でも、陰徳を実践していれば、自らに自信

を持てるようになり、部下の前でかっこう

をつける必要もなくなります。


至極当然のことではありますが、人の上に

立つリーダーは、こういった心の鍛錬が大

切ということが、今回の記事の結論です。

 

 

 

 

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