経営者の方は、事業がうまくいくときがあ
る一方で、何をやってもうまくいかないと
きもあると思います。
そして、私が注意が必要と思うことは、事
業がうまくいかないときにどうするかとい
うことです。
特に、メンタル面で、なかなか行動できな
いというときがあります。
理屈では、すぐに成果がなくても、行動だ
けは続けなければならないとわかっていて
も、「また失敗してしまうかもしれない」
と思ってしまうと、なかなか行動に踏み切
ることができません。
そういうときに、私は、経営コンサルタン
トの木戸一敏さんのアドバイスを実践して
います。
それは、「意識さえすれば100%できる
ことを目標にする」ということです。
(ご参考→ https://goo.gl/JKWY8Q )
木戸さんによれば、「きょうは1件契約を
とる」という目標は、これに該当しないそ
うです。
仮に、調子が良くて契約がとれそうな感じ
であっても、契約するかどうかは相手が決
めることなので、木戸さんのいう「意識さ
えすれば100%できる目標」には該当し
ません。
(もちろん、目標にしないことであるから
といって、契約がとれるのであれば、契約
を結ぶことに問題はありません)
では、「意識さえすれば100%できる目
標」とは、どういうことかというと、例え
ば、「訪問予定のお客さん宅玄関の靴を揃
える」というものだそうです。
確かに、靴を揃えたからといって、直ちに
業績の向上につながりませんが、かといっ
て、何もしないよりは前進はできます。
顧客の玄関の靴を揃えることを続けていれ
ば、顧客に印象をよくする機会が増えるで
しょう。
そして、このようなことを実践することの
ポイントは、「意識さえすれば100%で
きる」ということです。
これは、言い換えれば、最初から当たるこ
とが分かっているくじを引くようなもので
す。
でも、当たることがわかっているくじに当
たっても、その賞品はたいしたものではな
い(実践する効果は小さい)と考える人も
多いでしょう。
確かに、私も、自分だけでできることの効
果は大きくないと思います。
では、木戸さんは、なぜ「意識さえすれば
100%できる」ことを薦めているのかと
いうと、それは、成功体験を積んで欲しい
という意図のようです。
事業がうまくいっていない時こそ、わずか
な効果しか期待できないとしても、100
%当たるくじを引くことは、まったく何も
しないより、意味はあると私も考えます。
わずかでも前進は前進です。
それは、メンタル面での障害の改善につな
がります。
また、さらに私がひとつ付け加えたいこと
は、「もう手の打ちようがない」というこ
とを考えたことがある経営者の方は少なく
ないと思いますが、そう考えてしまうのは
施策を他人の意思に左右されるものに限定
してしまうからであり、一方、「意識さえ
すれば100%できる」ことは、効果は大
きくなくても数多くあるということです。
ですから、私は、「打ち手がなくなる」と
いう状態に陥ることはあり得ないと考えて
います。
ちなみに、この記事の配信も、木戸さんの
「意識さえすれば100%できることを目
標にする」というアドバイスを聴いたこと
がきっかけのひとつです。
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