いま、私のコンサルティングのメニューの
ひとつである日報コンサルティングを受け
ていただくときは、当然ですが、最初に中
長期計画を立てていただきます。
これは、当然ですが、事業計画によって目
標や活動内容を明確化しなければ、日々、
実践することも明確にならないからです。
ところが、実際に事業計画に基づいて活動
を始めると、いわゆる「やってみてわかっ
たこと」がどんどん増えていきます。
そうすると、当初の事業計画通りに事業が
進まないということが明確になっきて、し
まいには、その事業計画は使えないという
ことになってしまいます。
そして、このようなことが起きることを理
由として、事業計画を立てることは意味が
ないと考える人もいます。
しかし、私はこの考え方を180度否定し
ます。
なぜなら、実行してから修正を要するとい
うことは、事業計画を否定する要素なので
はなく、事業計画書は修正することが目的
だからです。
では、なぜ修正が目的なのかというと、修
正によって事業計画は研ぎ澄まされて行く
からです。
そして、この修正を積み重ねていって洗練
された事業計画こそ、実践して分かったこ
との集大成ということになります。
この「実践して分かったこと」の集大成の
大きさは、競争力の大きさとも言えます。
ですから、計画なしに単に事業を進めてき
た会社よりも、研ぎ澄まされた事業計画を
もっている会社は、競争力も大きいという
ことになります。
ここで、もうひとつ付け加えたいことは、
以前も説明したローリングプランを活用す
るということです。
(ご参考→ https://goo.gl/Bkpk6o )
その理由は、ローリングプランは、修正す
ることを前提としている事業計画だからで
す。
というよりも、この記事の前半の説明は、
ローリングプランそのものの説明と言えま
す。
この「ローリング」とは「転がす」という
意味ですが、事業運営では「事業計画を転
がすことで磨きをかけて、より精緻なもの
にする」という意味になると思います。
日報コンサルティングを受けている方は、
この「事業計画を転がす」ことによって、
どんどん事業の改善が進んで行くことが実
感でき、楽しい作業になって行きます。
「事業計画を立てることは面倒」、「事業
は計画通りには進まないのだから、事業計
画をつくることは無意味」などと考えてい
る方は、ぜひローリングプランを活用し、
事業改善の実感を感じてもらいたいと思い
ます。
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