鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

変化することはむずかしい

時々、知人から、知人のさらに知人の経営

する会社が、銀行との関係が悪化している

ので、助けてあげて欲しいという依頼が来

ます。


そのようなときは、「それでは、詳しい状

況をお聴きしたいので、その方から私へ、

お電話か電子メールでご連絡くださるよう

お伝えください」とお願いしています。


ところが、割合にすると90%くらいの方

は、いつまで経っても連絡がありません。


もちろん、私のようなものに改善のお手伝

いの依頼をすることは不安だという場合も

あると思いますが、どちらかというと、周

囲の人には銀行との関係が悪くなったとは

伝えるものの、実際には何らかの行動まで

踏み出すことができないという経営者が多

いのだと思います。


このようなことは、私自身にも当てはまり

ます。


私が人間ドックを受けた後、BMIが高い

ので、そのの改善のためのに、カウンセリ

ングを受けるよう病院から薦められても、

なかなかカウンセリングを受けず、自分ひ

とりで改善しようと自分に言い訳し、結局

1年間、何もしないということを繰り返し

ています。


このように、人は、顕在意識では変わらな

ければいけないと認識しているにも関わら

ず、潜在意識では変わることを恐れる傾向

があるために、なかなか具体的な行動がで

きないでいることがあります。


それでは、どうすればよいかというと、そ

れはひとつだけではありませんが、私がお

薦めしていることは、小さい改善を積み重

ねることです。


これは私自身も実践しています。


そして、顧問先の方にお薦めしていること

は、日報(日記)を書くことです。


何か改善したことを、毎日、日報(日記)

に書いていくと、改善したことが可視化で

き、それがモチベーションになります。


最後に、厳しいことを書くと、そういった

こともできない方は、ゆでがえるの状態に

なってしまうと思います。


そういう方は、多くの場合、周りの方が手

を差し伸べてもそれを振り払ってしまうの

で、いつまでたっても改善できず、やがて

事業も行き詰ることになるでしょう。

 

 

 

 

 

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