鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

なぜごみを拾うのか

1年以上前の記事ですが、メジャーリーグ

で活躍している大谷翔平選手に関する、ラ

イターの広尾晃さんの書いた記事を読みま

した。


(ご参考→ https://bit.ly/2QlQHKu


記事の要約は、大谷選手が試合中に、一塁

ベースの近くにあったごみを拾ったところ

を広尾さんが見た。


これは、野球日本代表監督の稲葉篤紀さん

が現役だったころにベンチ前のごみを拾っ

ている姿を大谷選手が見て感動し、それ真

似をするようになったからだ。


この後、広尾さんは、黒澤明監督の映画、

姿三四郎を思い出した。


主人公の柔道家姿三四郎は、最初は相手

を威嚇するばかりだったが、成長してから

は、座ろうとしたときに、目に映ったごみ

を拾ってから座るようになった。


この三四郎と大谷選手が、広尾さんは被っ

て見えたというものです。


この大谷選手の行動からは、いくつか学ぶ

点があると思いますが、私は広尾さんが述

べておられる、「大谷翔平は『小さなゴミ

を拾うこと』の大きな意味を自分で感じ取

り、それを大舞台で実行した」というとこ

ろに注目しました。


ごみを拾うという行為は、多くの場合、道

徳的によい行いをしているとして捉えられ

がちです。


確かに、道徳的によいことなのですが、大

谷選手の場合、自立的に判断して行動でき

る選手であるから、もしごみが落ちていた

ときどうすべきかということを理解し、そ

の結果としてごみを拾うようになっている

ということだと思います。


すなわち、選手としてよい成績を残してい

ることも、そのようなメンタルの面で優れ

ていることの証左ということです。


経営者の方や管理者層の方は、よい業績を

あげろ、ごみが落ちていたら拾えなどと、

直接的な行動を指示をしてしまいがちです

が、本当に優秀な人材とは、自立的に考え

行動できる人材を育てることだということ

を、広尾さんの記事を読んで改めて感じま

した。

 

 

 

 

 

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