鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

押し付けは厳禁

4月9日に、日本放送協会が放送していた

シブ5時というテレビ番組をみました。


その番組の中で、シェア型レストランのリ

ダインギンザのフレンチシェフ、谷口健太

郎( https://bit.ly/2DvddM2 )さんが、自

らもイタリアンシェフであり、飲食市場に

特化したマーケティング支援を行っている

株式会社favyの取締役でもある、米山

健一郎( https://bit.ly/2Gp8ko4 )さんか

ら、メニューに関する助言を受けていまし

た。


米山さんの助言は、メニュー表の改善でし

た。


谷口さんの作ったメニュー表は、文字だけ

が書かれており、料理を説明するために材

料も書かれているものの、それだけではど

んな料理かわかりにくいということを、米

山さんは助言していました。


この時、米山さんは、「谷口さんの作った

メニュー表は、『プロのシェフがうまい料

理を食べさせてやる』という、押し付けの

メニュー表になっている」ということを、

谷口さんに話していました。


そこで、谷口さんは、メニュー表に写真を

入れるなど、顧客が一目でわかるようなメ

ニュー表に改善しました。


その際、谷口さんは、「どんなに良い料理

を作っても、お客さんに注文してもらえな

ければ、料理の良さも伝わらない」という

反省を口にしていました。


この、谷口さんへの米山さんのアドバイス

は、誰にも分かる内容なのですが、当事者

になるとなかなか気づかず、ついついやっ

てしまいそうな失敗だと思います。


確かに、高級レストランのメニュー表は、

料理の名前だけしか書かれていないものが

あり、注文しにくいと感じたことがありま

す。


そして、それは、料理の知識は客が知って

いて当然という店の姿勢が現れているとも

言えます。


店と客の関係が、店が客を選ぶという場合

はそういうメニューでもよいと思うのです

が、多くの人に食べてもらいたいと考えて

いる場合は、「押し付け」の姿勢は避けな

ければならないでしょう。


そういう私も、顧問先に事業改善のための

助言をしているとき、ついつい専門用語を

使ってしまうことがあることを思い出しま

した。


相手に伝わらない助言は、単なる「押し付

け」の助言であり、顧問先には何の役にも

立ちません。


谷口さんが、「お客さんに注文してもらえ

なければ、料理の良さも伝わらない」言う

ように、私も顧問先に理解してもらえない

助言を「押し付け」することは慎まなけれ

ばならないということを、改めて感じまし

た。

 

 

 

 

 

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