鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

フェイスブックの投稿は自慢だらけ

私の知人のうち、何人かの人から、「フェ

イスブックへは、自慢ばかり投稿されてい

るので、自分はフェイスブックを使いたい

とは思わない」という意見をきいたことが

あります。


私も同じことを感じています。


ただ、それは否定できないものの、フェイ

スブックには利点もあるので、私は積極的

に活用しています。


私のように、地方に住むものは、会いたい

と思う人とは思うように会うことができな

いので、フェイスブックを通してやり取り

をして、コミュニケーションを維持するこ

とに活用しています。


また、私が制作しているポッドキャスト

ゲストも、面識のない状態から、フェイス

ブックを通してやり取りをしているうち

に、ゲスト出演してもらえるようになる例

が何件もありました。


とはいえ、私もフェイスブックを使いすぎ

てしまったと反省している面があります。


フェイスブックには、経営コンサルタント

の方が、日本のあちこちに、講演やコンサ

ルティングで出張し、その土地のおいしい

料理の写真を投稿していることが、多くあ

ります。


そのような投稿を見て、「自分も、日本の

各地から講師として招かれて、その土地の

おいしい料理を食べてみたい」と考えたこ

とがありました。


そこで、いくつかの講師紹介サイトに自分

を登録してみたのですが、私以外にも何千

人もいる「売れっ子講師」と比較したら、

自分は講師として魅力はぜんぜんないとい

うことに気づきました。


それだけでなく、そういう人たちと勝負で

きるようになれるのかと考えたら、自分に

は、そうなろうとするだけの意欲もない

し、いまの生活環境を考えると、頻繁に遠

出をすることも難しそうです。


結局のところ、自分は本当はどういう仕事

をしたいのか、他者と比較して、自分の優

位性はどこにあるのかという、いつも自分

が顧問先に質問していることを、自分自身

にも問いかけることになったわけです。


ということで、フェイスブックの使いすぎ

にも注意しなければならないということを

反省しました。


ところで、私が相談を受ける経営者の方の

中にも、例えば、「知人が、飲食店を開業

して成功しているので、自分も飲食店を持

ちたい」というような、動機があまり純粋

でないご相談を受けることがあります。


飲食店を開業することそのものが問題では

ありませんが、単に、見栄の張り合いで飲

食店を持つのであれば、きちんと事業に向

き合うことができず、本気で飲食店事業に

取り組んでいる人との競合には勝つことは

できないと、私は考えています。


そして、自分が他者に負けない得意分野は

何かということが分かっていれば、他人の

自慢話を聞いても、心が揺れることなく穏

やかでいられると思います。


これを言い換えれば、自分の得意分野が何

かわからない、自分に自信がないという状

態の人は、何をやっても打ち込むことがで

きず、事業もうまくいかなくなるというこ

とです。


もちろん、これも、私自身への戒めの言葉

です。





※この記事はメールマガジンでも配信して

います。ぜひ、ご登録ください。→

http://yuushi-zaimu.net/conference/






f:id:rokkakuakio:20191208184648j:plain