鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

断られた理由

先日、日報コンサルタントの中司さんのセ

ミナーを聴いてきました。


中司さんのセミナーを聴くのは初めてでは

ないのですが、1度ではすべてを理解でき

ないので、2度目、3度目でも学びを得る

ことができます。


前回聴いたセミナーでは、「営業活動で、

見込み客から契約を断られた理由を日報に

書く」ということでした。


これは、一見すると簡単なことと思われま

すが、実際にはなかなか実践されていない

ようです。


それは、人は、ネガティブなことには目を

向けたくないという心理が働くからだと私

は考えています。


「断られた理由」という、自分にとって目

を背けたいことは、思い出すことも嫌なの

に、文字にすることはもっと嫌なことで

しょう。


そこで、実際に日報を書こうとする時に、

多くの方は、ネガティブなことしか起きて

いなければ、その日に起きたことを書きた

くなくなってしまうようです。


むしろ、日報には、「きょうは契約がとれ

た」、「目標を達成した」など、うれしい

ことだけを書きたいと考えている方も少な

くありません。


私の日報コンサルティングを受けているク

ライアントにも、本当は書くべきことがた

くさんあるのに、同様の理由で「日報に書

くことがない」と悩んでいる方もいます。


しかし、「断られた理由」を分析して、改

善策を見つけることができれば、それ以降

は同様の理由で断られることはなくなって

いくでしょう。


これも、冷静に考えれば容易に理解できる

ことなのですが、前述のようにうまくいか

なかったことに目を向けることができる人

は、残念ながら少数派のようです。


ちなみに、中司さんが20代の時に、工務

店の営業マンをしていたときは、「君は若

いから、仕事を頼むことが不安だ」と、発

注を断られていたそうです。


そこで、中司さんは、髭を伸ばし、少し老

けて見えるようにしたところ、逆に、気味

悪がられてしまい、もっと受注が得られな

くなったそうです。


その次に中司さんが考えたのは、切り返し

トークで、「私たちは若いですが、急ぎの

仕事でも無理がききます」と返すようにし

たところ、受注が得られるようになったと

いうことでした。


今回の中司さんの例は単純な事例ですが、

基本的には改善策を考えることをしなけれ

ば、事業はいつまで経ってもよくなりませ

ん。


私はこれまで、PDCAが大切とお伝えし

てきましたが、Check(検証、または

振り返り)を実践する人が少ないことを、

残念に感じていました。


でも、自分が断られた理由は、決してネガ

ティブなことではなく、改善のヒント、す

なわち、宝の山と考えれば、断られた理由

を日報に書くことができるようになると思

います。

 

 

 

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