鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

行動が変わらなければ業績も変わらない

作家の犬養ターボさんのポッドキャスト

組で、犬養さんが、サラリーマン向けに起

業支援をしている竹岡佳信さんに、竹岡さ

んの指導方法について尋ねていました。


(ご参考→ https://bit.ly/2JB0utY


そのなかで、竹岡さんが、「起業しようと

している人の多くが、行動しない」と述べ

ておられました。


その原因は、会社勤務の人は、(1)普段

から上司の指示にしたがって動くことが多

いので、自らは積極的に判断することをし

ない、(2)仕事をしていて失敗した時の

責任を避けようとして、前例を踏襲しよう

とする、(3)何らかの改善策を思いつい

ても、すでに仕事の流れができている中で

は、それを実践しても失敗するだろうとす

ぐに諦める、という特徴があるからだそう

です。


この、竹岡さんのいう「行動しない」とい

う指摘は、起業しようとしている方が、頭

では理解できていても、習慣や潜在意識の

影響で、なかなか実際の行動につながらな

いということだと思います。


そういう面では、私も経営コンサルタント

として活動してきて、思い当たる場面にた

くさん遭遇してきました。


そして、この現象は、事業の改善をしよう

としている会社の経営者の方にも当てはま

ると思います。


もちろん、会社経営者の方は、事業を改善

しなければならないということを、頭では

理解しています。


でも、実際に、改善策を実践しようとして

も、従来と同じことを繰り返してしまうこ

とが多いと思います。


例えば、取引年数の長い顧客から、あまり

採算の得られない受注がきても、それに応

じてしまったり、やはり同様に、会社に長

く勤めている古参の従業員に、配置転換を

してもらおうとしても、それを拒まれて押

し切れなかったりということがあります。


また、社長自身も、習慣からか、従来と仕

事の内容を変えようとせず、ずっと「いま

は忙しくて新しいことに着手できない」な

どと、改善策の実施を先延ばししてしまう

ことがあります。


ですから、事業を改善しようとするとき

は、何をするかということよりも、もっと

根柢にある、事業改善に臨む心構えから変

えるというこから始めないと、かけ声倒れ

になってしまいます。


このことも、「言うは易く行うは難し」な

のですが、だからこそ、改善しようという

強い意思が必要になると、竹岡さんのお話

を聴いて改めて感じました。




※この記事はメールマガジンでも配信して

います。ぜひ、ご登録ください。→

http://yuushi-zaimu.net/conference/





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●11月19日ランチ会兼勉強会のお知らせ


11月19日(火)12時00分から、東

京都千代田区秋葉原駅の近くのレストラ

ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが

らの融資に関する勉強会を開きたいと思い

ます。

 


■日時:令和元年11月19日(火)

12時00分~14時00分


■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目

彌左エ門 アトレ秋葉原2店

東京都千代田区神田花岡町1-9

アトレ秋葉原2 4階


JR秋葉原駅昭和通り口を出て、すぐ左側

にあるエレベーターで4階に上がってくだ

さい。


東京メトロ日比谷線をご利用の場合、秋葉

原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ

ーが見えます。


地図→ https://bit.ly/2lV8tZO

 

■参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く

ださい。


■その他:食事をオーダーするという条件

を満たしていただければ、遅れての参加、

中途での退室は可能です。当日は、ご参加

いただいた方からの質問もお受けします。


■参加申し込み方法:フェイスブックイベ

ントページで、「参加」ボタンを押してく

ださい。→

https://www.facebook.com/events/410138059668211/









誰にも嫌われないなんて無理

先日、ダイヤモンドの「お釈迦さまを嫌い

な人もいた」という記事を読みました。


(ご参考→ https://bit.ly/2PswbcU


その記事によれば、お釈迦さまは、「ただ

そしられるだけの人、また、ただ褒められ

るだけの人は、過去にもいなかったし、未

来にもいないであろう、現在にもいない」

とお話されたそうです。


私は、お釈迦さまの意図するところはきち

んと理解できていないかもしれないのです

が、これは多くのビジネスパーソンを励ま

す言葉にもなると思いました。


事業活動を進める中で、よく、「これを決

断したら、自分は嫌われるかもしれない」

という恐れから、決断そのものを避ける人

が、ときどきいると思います。


特に、経営者のような組織のトップにいる

人は、100人のうち、60人には賛成し

てもらえそうなのに、40人には反対され

そうだという状況で難しい決断を迫られ、

結論を出すことを逡巡することがあると思

います。


場合によっては、40人くらいにしか賛成

してもらえず、60人には反対されそうな

ことを決断しなければならないというよう

な、もっと苦しい場合もあると思います。


そのようなときのプレッシャーは、私の想

像できないくらい大きなものであると思い

ます。


しかし、逆に、経営者がここぞというとき

に決断をしなかったら、部下たちからどう

思われるでしょうか?


きっと、「経営者なのに、肝心なときに何

もできないのか」と思われてしまうのでは

ないでしょうか?


そういうことから考えれば、経営者は、普

段は昼行灯(ひるあんどん)でもよいと思

いますが、いざというときには存在感が必

要なのではないかと、私は考えています。


もうひとつお伝えしたいことは、経営者が

迷いに迷って決断したことであるにもかか

わらず、後になって、「あの決断は間違っ

ていた」と批判される可能性があるという

ことです。


でも、それは結果論です。


「A」と「B」のどちらを選んでも、後に

なって、「あの決断は間違っていた」と言

われる可能性があると私は思っています。


だから、批判されない決断はないと、私は

考えています。


したがって、結果が悪かったとしても、決

断をした人は、決断をしなかった人よりも

何倍も評価できると思います。


では、経営者の方が決断できるようになる

にはどうすればよいのかというと、残念な

がら、私は明確な答えを持っていません。


そこで、冒頭にもどって、「お釈迦さまを

嫌いな人もいた」という言葉を思い出すこ

とで、こう言っては失礼ですが、俗世の人

も嫌われることは当然と考えるしかないの

ではないかと思います。


でも、裏を返せば、「人は嫌われないこと

は無理なのだから、嫌われることを避けよ

うとすることは、決断しないことの理由に

はならない」ということでもあると、私は

考えています。




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●11月19日ランチ会兼勉強会のお知らせ


11月19日(火)12時00分から、東

京都千代田区秋葉原駅の近くのレストラ

ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが

らの融資に関する勉強会を開きたいと思い

ます。

 


■日時:令和元年11月19日(火)

12時00分~14時00分


■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目

彌左エ門 アトレ秋葉原2店

東京都千代田区神田花岡町1-9

アトレ秋葉原2 4階


JR秋葉原駅昭和通り口を出て、すぐ左側

にあるエレベーターで4階に上がってくだ

さい。


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なぜ銀行はアパートに融資をするのか?

先日、経済評論家の上念司さんが、銀行を

批判する記事を、ダイヤモンドに載せてい

ました。


(ご参考→ https://bit.ly/2PqKJtx


記事の概要は、「銀行は、アパート建設資

金など、不動産向け融資を増やしてきた。


しかし、賃貸不動産の需要は先細りするこ

とは明らかであるが、アパートのオーナー

にはそのようなことは告げずに、自らの利

益を優先して融資を増やしてきた。


これは、銀行が、事業の将来性ではなく、

担保の有無で融資を判断しているという、

好ましくない融資姿勢の表れだ」というも

のです。


私も、上念さんの考え方の90%に賛成し

つつ、銀行がどうして上念さんに批判され

るようなことをしてしまうのかという理由

について、私が考えているところを述べた

いと思います。


ひとつめは、上念さんのような事業家から

見れば、事業家は自らリスクをとって事業

の拡大に努力しているのだから、銀行もリ

スクをとって事業に臨むべきだと考えるこ

とは理解できるのですが、その一方で、銀

行は、預金者からみれば、自らが銀行に預

けた預金を安全に運用して欲しいという要

望を受けている立場でもあります。


私は、この考え方には賛同していないので

すが、かつて、年金積立金管理運用独立行

政法人(GPIF)が、日本株への投資を

増やしたことに対し、「大切な年金を株式

で運用することは危険だ」という批判が起

きたことがありました。


これと同様に、もし、銀行が、預金を原資

にしているにもかかわらず、安心して融資

ができる相手に融資していないというよう

に預金者に受け止められてしまうと、預金

を預けてもらえなくなってしまうという懸

念を銀行は持っています。


繰り返しになりますが、決して、「預金者

に安心してもらうために、銀行は、アパー

ト向けローンに融資をしている」という反

論はできませんが、銀行の融資の原資が預

金であるということが、銀行が担保に依存

的な融資を行おうとする理由の一部を占め

ていることも事実だと思います。


ふたつめは、銀行は自己資本比率規制の制

約を受けていることです。


銀行は、一定の自己資本比率を維持するこ

とを求められていますが、銀行の自己資本

比率の計算方法は独特で、どの相手に融資

をしているかによって、資産として算入す

る金額が少なくなったり多くなったりしま

す。


例えば、融資ではありませんが、銀行が保

有している国債は、資産の額に算入しなく

てもよいことになっています。


これは、国債は必ず回収できる資産だから

であり、このとき、国債のリスクウェイト

は0%といいます。


また、一般の会社に対する融資であって

も、上場会社など、信用度の高い会社への

融資のリスクウェイトは20%という場合

もあります。


しかし、一般的な中小企業への融資は、融

資額の100%をそのまま算入して計算し

ます。


このように、銀行の自己資本比率を計算す

るときの資産額は、実際の資産額ではな

く、信用度合いによって少なくなったり多

くなったりします。


したがって、銀行は自己資本比率を維持し

なければならないという都合から、なるべ

くリスクウェイトの低い融資を増やしたい

と考えています。


自己資本比率は、自己資本の金額を資産の

金額で除して計算するので、リスクウェイ

トの低い融資が多いと、計算上の資産の金

額が少なくなるので、自己資本比率は高く

なります。


そこで、リスクウェイトの比較的低い住宅

ローンやアパート向けローンは、銀行に

とっては融資を増やしても、自己資本比率

が下がりにくい融資であり、そのような融

資を銀行は増やしたいと考えるわけです。


みっつめは、アパート向けローンは、比較

的利鞘を得やすい融資という側面がありま

す。


以上の3点が、銀行がアパート向けローン

などを増やそうとしている理由です。


しかし、上念さんが指摘している通り、ア

パートの需要は先細りすることは確実なの

で、現時点でアパート向けローンを増やす

ことはあまり得策ではありませんが、それ

でも、銀行にとっては利点が多いため、な

かなかアパート向けローンへの依存から抜

け出すことができないのでしょう。


現状の改善は、当然のことながら、銀行が

主体的に実践すべきことなのですが、融資

の利鞘が得にくいという状況の改善は、銀

行単独では解決が難しい面もあります。


私は、銀行に、さらに手数料を徴収できる

ようになるための法整備や、融資の原資の

調達方法に、預金以外の方法に道を開くな

どの対応も必要と思っています。




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名乗ればコンサルタント、登記すれば社長

就職活動サイトを運営するワンキャリアに

よれば、東京大学京都大学、または同大

学院に所属し、2021年度卒業予定の同

サイト会員2,693人に調査した結果、

人気企業の上位7社を、すべて、コンサル

ティング会社が占めているそうです。


(ご参考→ https://bit.ly/3477zum


この結果が、学生すべての考えを示してい

るわけではありませんが、かつてよりも、

コンサルティング会社の人気が高まってい

ることがわかります。


私にも(もちろん、東京大学京都大学

学生さんではありませんが)、「経営コン

サルタントになるにはどうすればよいか」

ということを、若い方からきかれることが

あります。


この質問には、ふたつの意味があると思い

ます。


ひとつは、経営コンサルタントの肩書を持

つ(あるいは、経営コンサルタントとして

仕事を始められるようにする)にはどうす

ればよいかという意味で、もうひとつは、

経営コンサルタントとしてある程度の評価

を受けられるような状態になるにはどうす

ればよいかという意味です。


前者については、経営コンサルタントと名

乗れば、それだけで経営コンサルタント

なることができるし、経営コンサルタント

として事業を始めるには、一般の事業を始

める時に必要とされる手続き以外には、特

別な許可は不要です。


国家資格として、中小企業診断士がありま

すが、これは、合格することによって、経

コンサルタントとしての能力をある程度

証明されるというだけであり、これに合格

しなくても経営コンサルティングを行うこ

とはできます。


(ただし、中小企業診断士として、経済産

業省に登録されていない人が、中小企業診

断士を名乗ることはできません)


次に、後者の質問については、回答するこ

とはちょっと難しいと私は感じています。


コンサルティングとはどのようなことをす

るのかということは、例えば、中小企業診

断協会で、「中小企業の経営診断実施要

領」というようなモデルは作成されていま

すが、だからといって、必ずしもそれにし

たがってコンサルティングを行わなければ

ならないというわけではありません。


これについては、自分でコンサルティング

手法を確立するか、所属するコンサルティ

ングファームの手続きにしたがってコンサ

ルティングをするしかなさそうです。


ちょっと、いい加減な世界ですね…。


ところで、経営コンサルタントの板坂裕次

郎さんが、「どうして、社長になるための

試験がないのだろうか」ということを、板

坂さんのブログに書かれていたことを思い

出しました。


(ご参考→ https://amba.to/34aEkqC


「大学に進学したり、会社に就職するとき

は試験があるのに、社長になるときは、資

本金を出資するだけで社長になることがで

き、社長になるための試験はない。


このように、社長になるためのハードルが

低いから、勉強をせずに社長になってしま

う人もいて、そのような人は行き当たり

ばったりの経営をしてしまう。


板坂さんのセミナー受講者のうち、80%

の人は、本を読んだことがない。


かつての景気がよい時代は、どんな人でも

社長になって、会社を経営ができた時代が

あったけれども、いまは勉強しない経営者

は淘汰される」


私のようなものは、経営者の方に対して、

「勉強が足りない」などと言える立場では

ないのですが、経営者になろうとする方に

は、「経営」とはどういうことなのかを

知っておいてから経営者になる方がよいの

ではないかと思うことがあります。


とはいっても、「自分は『経営とはなにか

を知っているのに、知らない人が多い』と

いうことを言いたいのではありません。


「経営」は、多くの方が使っていることば

であるにもかかわらず、定義があいまいな

ので、「自分は理解できている」と考えて

しまう人が多いのではないかと思います。


私は、簡単に言えば、「経営」とは「マネ

ジメント」(この言葉も定義があまり明確

ではありませんが)だと思っていますが、

「経営者」がどういう役割を担うのかとい

うことを多くの方が理解しているだけで

も、経営者になろうと思ったときに、それ

について詳しく理解していなければ、前

もって学んでおこうということになると思

います。


そうすれば、「会社を起ち上げてみたけれ

ど、こんなはずではなかった」ということ

になる例が減ると思っています。


事業は、単に、ものを作って売るという活

動だけでは成り立たず、特に現在は、「マ

ネジメント」の巧緻が業績に反映される時

代になっているということを、多くの方に

理解していただきたいと思っています。




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キャッシュレスは目的ではなく手段

ダイヤモンドの記事に、「完全キャッシュ

レス店舗」に関する記事がありました。


(ご参考→ https://bit.ly/31O4UnI


その記事によれば、PRONT二重橋スク

エア店と、上島珈琲店大手町フィナンシャ

ルシティ店が完全キャッシュレス店舗に移

行し、PRONTでは閉店後のレジ締めの

時間が不要となっただけでなく、4人の従

業員を3人に減らすことができるなど、合

理化が進んだということです。


しかし、完全キャッシュレス化が売上増加

に寄与したのは、上島珈琲店の方だけだっ

たそうです。


同店は、ビジネス街にあり、かつ、駅にも

近いことから、同店の利用者に電子マネー

保有者が多かったことなどが、売上増加

につながったそうです。


一方で、PRONTは、皇居のそばにある

ことから、観光のために訪れる高齢者も多

く、利用者と完全キャッシュレス化とのミ

スマッチが見られたそうです。


その結果、両店とも完全キャッシュレス化

によって決済手数料が増加したものの、上

島珈琲は増益となった一方で、PRONT

は費用が増加しただけの結果になったそう

です。


ここまでが前置きですが、この事例から学

ぶことができる教訓は、キャッシュレス化

は手段であって目的ではないということで

す。


何らかの改善策を実践することは大切です

が、それは、最終的に、利益につながらな

ければ意味がありません。


今回の事例の完全キャッシュレス化そのも

のに意義はあると思いますが、それが利益

につながるところまでの活動が行われてい

なければ、それは、逆に、コスト増加とい

う結果につながってしまいます。


もちろん、PRONTも、完全キャッシュ

レス化によって利益を増加させることを意

図してはいたと思いますし、実践して見て

初めて気づいたこともあると思いますが、

結果として、上島珈琲と明暗を分けたとい

うことだと思います。


本旨からそれますが、私は、PRONTの

完全キャッシュレス化の試みが間違ってい

るとは考えていません。


今回は望んでいない結果となったと思いま

すが、恐らく、同店は、この事例を踏み台

にして、さらなる改善策を実践し、近いう

ちに利益増加を実現すると思っています。


逆に、最初から成功すること自体が難しい

ので、トライアルアンドエラーを繰り返す

ことはとても大切だと思います。


話を戻して、今回の記事の主旨は、事業活

動は、最終的に利益増加につながっていな

ければ意味がないということです。


そのためには、何らかの戦術を実践すると

きは、その目的は何なのかということを忘

れないようにしなければなりません。


このことも、多くの方が理解していると思

われますが、意外と忘れられがちです。


例えば、「今年は、売上高を、前年比5%

増やそう!」と社長が目標を掲げ、それに

触発された従業員たちが、懸命に売上増加

のための活動を行い、その結果、目標が達

成したにもかかわらず、他社との競合から

採算のとれない契約をした、販売促進費

増加した、従業員の残業時間が増えたなど

の要因で、利益が減ってしまうということ

はよく見られます。


そのようなことを避けるためには、売上を

増やす、経費を抑制するといった、背反す

る戦術の整合性をとる必要があります。


具体的には、バランススコアカードを導入

することによって、各戦術が利益の増加に

つながるかどうかを、ある程度、事前に確

かめることができます。


私は、バランススコアカードの導入を顧問

先に薦めていますが、その理由は、実践す

る戦術が利益増加につながるもののみとな

り、効率的な活動が行われるようになる効

果があるからです。





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銀行は果敢な融資に挑んでいる

先日、日本銀行が、金融システム2019

年10月号を公表しました。


(ご参考→ https://bit.ly/2pbZYf5


このレポートを目を通して最も注目したこ

とは、金融機関の課題として挙げている、

「リスクに見合った貸出金利の確保や非資

金利益の拡大」です。


「リスクに見合った貸出金利の確保」とい

うのは、業績にやや疑義のある会社への融

資、すなわち、ミドルリスク融資を銀行は

増やしているが、融資に対するリスクに見

合った金利より低い金利で融資をしている

ことから、それを改善すべきということで

す。


ところで、日本銀行の指摘の本旨からそれ

ますが、銀行は、収益を増やそうとして果

敢な融資に挑んでいるものの、それから得

られる利益が十分でないために、日本銀行

は懸念を示しているということです。


一方で、銀行は、果敢な融資をしていない

という批判がありますが、日本銀行では、

統計資料を示して、ミドルリスクの融資を

増やしていると指摘しています。


両者の認識に違いがあるのは、銀行を批判

する人たちは、銀行による果敢な融資の額

がまだ十分でないということを感じている

のだと思いますが、数値としては増加して

いるというこによるものなのでしょう。


したがって、銀行が収益改善の努力を行っ

ていない、もしくは、果敢な融資をしてい

ないという批判は、必ずしもあたらないと

思います。


次に、「非資金利益の拡大」ですが、具体

的には手数料収入です。


これは、地域銀行の場合、投資信託などの

手数料が主なものと考えられます。


しかし、融資業務に関する手数料は、得に

くい環境にあると思います。


なぜなら、日本では、利息制限法などで利

息の上限が規制されていますが、利息制限

法第3条は、「金銭を目的とする消費貸借

に関し債権者の受ける元本以外の金銭は、

礼金、割引金、手数料、調査料その他いか

なる名義をもってするかを問わず、利息と

みなす」と規定しているからです。


すなわち、銀行が融資に関して手数料を得

ようとすると、それは利息としてみなされ

てしまうわけです。


この条文の主旨は、名目を変えて、実質的

な利息を得ることを防ぐことにあることは

理解できるのですが、当局は、銀行に対し

コンサルティング機能の発揮を求めてい

るわけですから、それに対する対価を得ら

れるようにしなければ、銀行は無償で融資

相手にコンサルティングを行わなければな

らず、採算の改善はしにくい状況にあると

思います。


日本銀行のレポートそのものも、これから

は、銀行は資金での収入が得にくくなって

いくので、非資金利益を得る努力が必要と

述べています。


そうであれば、今後、銀行が非資金利益を

得られるようにするためには、法律面での

整備も必要になると私は考えています。




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ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが

らの融資に関する勉強会を開きたいと思い

ます。

 


■日時:令和元年11月19日(火)

12時00分~14時00分


■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目

彌左エ門 アトレ秋葉原2店

東京都千代田区神田花岡町1-9

アトレ秋葉原2 4階


JR秋葉原駅昭和通り口を出て、すぐ左側

にあるエレベーターで4階に上がってくだ

さい。


東京メトロ日比谷線をご利用の場合、秋葉

原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ

ーが見えます。


地図→ https://bit.ly/2lV8tZO

 

■参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く

ださい。


■その他:食事をオーダーするという条件

を満たしていただければ、遅れての参加、

中途での退室は可能です。当日は、ご参加

いただいた方からの質問もお受けします。


■参加申し込み方法:フェイスブックイベ

ントページで、「参加」ボタンを押してく

ださい。→

https://www.facebook.com/events/410138059668211/






 

 




ネットワーク外部性

ダイヤモンドに掲載されていた、サブスク

リプションによる音楽ストリーミングサー

ビスに関する記事を読みました。


(ご参考→ https://bit.ly/33YKauO


その記事の中に、「昨年から、椎名林檎

ミスチル宇多田ヒカルユーミンなどの

大物アーティストが続々とサブスク解禁と

なり、直近では、8月30日より星野源

全楽曲が配信開始された。


これまで『CDが売れなくなる』という懸

念があったが、あいみょんなどのサブスク

をメインマーケットとしたアーティストが

ブレイクしたことで認知が変わり、解禁へ

の動きが加速した」との記載されていまし

た。


これは、正しく、ネットワーク外部性の効

果だと思いました。


ネットワーク外部性については、公正取引

委員会の研究機関である、競争政策研究セ

ンターが、興味深い研究結果を公表してい

ますが、その中で、次のように説明されて

います。


(ご参考→ https://bit.ly/362lTpB


「個々の消費者が、ある財(サービスを含

む)を消費することから得る便益が、その

時点でそれと同一または互換的な財を用い

ている消費者の数に依存する場合に、ネッ

トワーク効果が働いているという。


つまり、自分が得る便益が、自分が消費す

る財と他人が消費する財との間の互換性に

依存する場合にはネットワーク効果が働い

ている。


したがってネットワーク効果は需要側にお

ける複数の消費者にまたがる規模の経済性

と捉えることもできる」


このような文章ですと、理解しにくいと思

いますので、この説明に続いて書かれてい

る具体例の概要を引用します。


ひとつめは、ワープロソフトです。


現在、マイクロソフト社のWordがワー

プロのデファクトスタンダートになってい

ると思います。


多くの人がWordを使っている理由は、

Wordというワープロソフトの性能が高

いというよりも、Wordを使っている人

が圧倒的に多いからだと思います。


それは、他者とのファイルのやりとりをし

たり、使い方が分からないときに、既存の

ユーザーに問い合わせをしやすかったりす

るなどの利点があるからです。


このネットワーク外部性には、もうひとつ

の特徴があり、それは、例えば、あるゲー

ム機のユーザーが増えると、そのゲーム機

用のゲームソフトの需要も増え、したがっ

て、そのゲーム機用のゲームソフトを供給

しようとするゲームソフト会社が増え、そ

のゲーム機のユーザーは、さらにいろいろ

なゲームを楽しむことができるようになる

という効果です。


これは、かつて、ソニーの開発したプレイ

ステーションのユーザーが増え、セガがの

開発したドリームキャストを撤退に追い込

んだという例があります。


話を戻すと、かつて、大物アーティストは

CDの販売数の減少を懸念して、ストリー

ミングサービスでの配信を躊躇してきまし

たが、ネットワーク外部性により、スト

リーミングサービスでも売上が確保できる

ことが分かったことによって、ストリーミ

ングでの配信に踏み切ったということで

す。


ちなみに、「ネットワーク外部性」の「外

部性」とは、多くの利用者がいるといった

利用者に便益をもたらす条件が、商品を供

給する側にあるのではなく、供給者から見

て外側の利用者側にあるという意味です。


話を戻すと、この記事で何を伝えようとし

ているのかというと、中小企業こそ、この

ネットワーク外部性を大いに活用すべきと

いうことです。


なぜなら、他者が作った大規模な規格を、

ほぼただで活用できるからです。


では、具体的なものはなにかというと、ま

ず、WebpageやSNSなど挙げられ

ますが、すでにこれらはある程度普及して

いますので、さらに挙げるとすれば、クラ

ウド会計やキャッシュレス決済システムな

どが挙げられます。


もう少し複雑なものですと、RPAやER

Pソフトも、かつては中小企業では導入が

難しいと言われていましたが、いまでは、

中小企業でも導入が容易になっています。


このような文明の利器を積極的に活用する

ことは、自社の事業の発展を加速させるこ

とになります。


ただ、そのためには、自社にそれを使いこ

なせる人材がいるということが前提になり

ます。


そのような課題を解決するには、ITコー

ディネータなどの、中小企業の情報化武装

を支援している専門家にご相談することを

お薦めします。




※この記事はメールマガジンでも配信して

います。ぜひ、ご登録ください。→

http://yuushi-zaimu.net/conference/





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●11月19日ランチ会兼勉強会のお知らせ


11月19日(火)12時00分から、東

京都千代田区秋葉原駅の近くのレストラ

ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが

らの融資に関する勉強会を開きたいと思い

ます。

 


■日時:令和元年11月19日(火)

12時00分~14時00分


■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目

彌左エ門 アトレ秋葉原2店

東京都千代田区神田花岡町1-9

アトレ秋葉原2 4階


JR秋葉原駅昭和通り口を出て、すぐ左側

にあるエレベーターで4階に上がってくだ

さい。


東京メトロ日比谷線をご利用の場合、秋葉

原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ

ーが見えます。


地図→ https://bit.ly/2lV8tZO

 

■参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く

ださい。


■その他:食事をオーダーするという条件

を満たしていただければ、遅れての参加、

中途での退室は可能です。当日は、ご参加

いただいた方からの質問もお受けします。


■参加申し込み方法:フェイスブックイベ

ントページで、「参加」ボタンを押してく

ださい。→

https://www.facebook.com/events/410138059668211/