鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

個性はにじみ出るもの

フリーアナウンサーの高山ゆかりさんが、

高山さんのポッドキャスト番組で、個性の

出し方についてお話しておられました。


(ご参考→ https://bit.ly/2R9AcD3


すなわち、高山さんが話し方をご指導され

ておられる方から、自分の個性(キャラク

ター)をうまく出すにはどのようにすれば

よいのでしょうかというご質問をうけたこ

とに対し、個性は自ずとにじみ出てくるも

のなので、個性を出そうとすることは意識

する必要はないと、お答えしているそうで

す。


同じことは、フリーアナウンサーの三橋泰

介さんも、ご著書、「プレゼンは話す順番

が9割!」の中で、「プレゼンテーション

や交渉において大切なことは、音の質では

なく、『内容』であり、『内容』こそが成

約率を高める」と述べておられます。


(ご参考→ https://amzn.to/3aIsNlV


そして、このような、ビジネスでは「伝え

方」よりも、「個性」(「内容」)が大切

ということは、ほとんどの方がご理解され

ると思います。


しかしながら、実際には、「伝え方」を気

にしてしまう人が多いと、私は感じていま

す。


少し問題の質が違うのではないかと考えら

れてしまうかもしれませんが、私に対して

も、「銀行から承認が得らえるような、融

資の申し込みの方法を教えて欲しい」と依

頼されることがあります。


これについても、融資の可否は、申し込み

の方法がまったく無関係とは言えないもの

の、本質的な部分は、会社の業況です。


したがって、申込方法に注力するよりも、

業績の改善に注力することの方が、確実に

融資の承認につながると、私は回答してい

ます。


さらに、事業の改善に専念することは、他

の誰でもない、自社にとっても最も大切な

ことです。


今回の記事の結論は、事業を改善するポイ

ントは、ひとつだけでなくたくさんありま

すが、本質的で基礎となる部分(=個性や

内容)の改善は欠かすことができないとい

うことです。


この、基礎となる部分の改善に着手してい

ない会社がある場合、その理由としては、

経営者の方に、本質的な改善ポイントを見

抜くこ能力が欠けていたり、気づいていて

も、改善活動の難易度が高く、それを避け

ていることなどが考えられますが、文字数

の兼ね合いで、今回はその解決策について

の説明は割愛します。


なお、コピーライターの佐々木圭一さんの

ご著書に、「伝え方が9割」というベスト

セラーがあります。


(ご参考→ https://amzn.to/2NPHOrS


しかし、佐々木さんのお考えは、「ビジネ

スおいて、重要度の高さの上位から9割が

伝え方であり、伝え方以外の1割は重要性

があまり高くない」ということではないよ

うです。


「ビジネスにおいて大切なことのうち、伝

え方が9割がで、中身が1割」ということ

のようであり、佐々木さんは、中身が大切

ではないと考えてはおられないようですの

で、念のため付言いたします。


(ご参考→ https://bit.ly/2wbExhF

 

 

 

 

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