さんが、ラジオ番組で、ライブドア元社長
の堀江貴文さんとお会いした時のことをお
話しておられました。
(ご参考→ https://bit.ly/2tS3BZr )
すなわち、堀江さんが長野刑務所に収監さ
れている時、茂木さんが面会に行ったそう
です。
茂木さんを前にした堀江さんは、「茂木さ
ん、会いに来てくれてありがとう!今週は
ね、(食事のときに)1人半分ずつバナナ
が出るんだ!」と、「数日後に遠足を控え
ている子どもが、遠足を楽しみにしている
ときのような顔」をしていたそうです。
もちろん、刑務所の中では、食べものを自
由に食べられないので、そのような環境で
は、堀江さんのような美食家でも、バナナ
を半分食べられるだけで、とても大きな幸
せを感じることができるようになるという
ことに、茂木さんはとても驚いたというこ
とです。
とはいえ、人が幸せを感じる要因は、環境
ではなく考え方によるということは、脳科
学者の茂木さんは以前から理解されておら
れたようです。
また、宗教評論家のひろさちやさんも、ご
著書、「がんばらない、がんばらない」の
中で、「おいしいものを食べると考えるの
ではなく、おいしく食べると考えることが
大切だ」と述べておられるように、私がこ
こで改めて説明するまでもなく、目新しい
考え方ではありません。
(ご参考→ https://amzn.to/35KfUVd )
ただ、以前、「『困っている』が口癖の経
営者の方は、だれからも協力してもらえな
くなる」ということを述べましたが、その
ような経営者の方は、「自社を助けてくれ
る人がいないから、自社の業況はよくなら
ない」と言っているようなもので、ひろさ
ちやさんの指摘するような、「おいしいも
のがないから、自分は幸せになれない」と
考えている人と同じということでしょう。
(ご参考→ https://bit.ly/3a2wS4e )
ただし、ここで、経営者の方に道徳的な考
え方をして、わずかなことにも感謝するよ
うになりましょうということを述べるつも
りはありません。
でも、どういう経営者が評価され、周囲の
人から協力してあげたいと思ってもらえる
ようになるかということを考えると、「半
分のバナナ」に幸せを感じることができる
人がそのような人になると思います。
そういう私も、ちょっとしたことにすぐに
不満を口にしてしまっており、大いに反省
しなければならないと思っています。
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