鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

悪妻に感謝する

群馬県太田市の寺院、瑞岩寺の住職の長谷

川俊道さんの制作しているポッドキャスト

に、ゲストとしてご出演された、コピーラ

イターのひすいこたろうさんのお話を聞き

ました。


(ご参考→ https://goo.gl/XY5bac


ひすいさんは、かつて、結婚して4~5年

後のころ、ご夫人との価値観の違いから、

離婚も考えるようになったそうです。


そこで、夫婦の仲が戻る可能性を見つける

ために、心理学者の小林正観さんから心理

学を学ぶことにしたそうです。


その小林さんは、ひすいさんに、人生に逆

風が吹いているときこそ、人間は成長でき

るとお話されたそうです。


それを聞いたひすいさんは、離婚したいと

思っていた相手である、ひすいさんのご夫

人が、実は、自分を成長させてくれていた

ということに気づいたそうです。


例えば、ひすいさんは、現在、多くのベス

トセラーをご出版されておられますが、そ

れは心理学を学んだから書けるのであり、

その心理学を学ぶきっかけは、ご夫人との

関係が悪化したことによるものです。


また、ひすいさんのご夫人は、ひすいさん

の真逆で、まったく本を読む習慣がない人

なのだそうですが、ひすいさんの本がベス

トセラーになったのは、ご夫人のような本

を読まない人をターゲットとしたためであ

り、そのようなご夫人が身近にいたからこ

そ、ひすいさんは本を読む習慣がない人を

イメージしながら本を書くことが容易にで

きたそうです。


このことは、とても理解しやすい内容なの

ですが、やはり、私も含め、多くの人は、

自分の意図に反する行動をする人は邪魔な

存在と考えてしまいがちだと思います。


例えば、中小企業の経営者の方の中には、

自社には優秀な人材がいないと嘆いたり、

銀行は融資をしてくれないと不満を持って

しまったりする方が少なくありません。


でも、(失礼な書き方ですが)あまり優秀

な人材が自社にいなければ、自社で人材を

育成する方法を習得するきっかけになりま

すし、それを習得すれば、ライバルとの競

争で優位になります。


また、銀行が融資をしてくれなければ、そ

の原因を探し、自社の事業を改善するきっ

かけになります。


ちなみに、ひすいさんは、ご夫人との関係

はいまでも変わっていないようですが、離

婚したいと思うどころか、ご夫人に感謝す

るようになったということです。


これは、ちょっと感情的にはすぐには受け

入れられないかもしれませんが、嫌な相手

こそ感謝すべき相手なのかもしれないと、

ひすいさんのお話をきいて感じました。

 

 

 

 

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