私はブログやメールマガジンなどで、情報
発信を続けているのですが、それは、経営
コンサルタントの一圓克彦さんの薦めが
あったからです。
一圓さんも、すでに3年間、情報発信を続
けています。
(ご参考→ https://goo.gl/UanqfK )
そして、先日、機会があって、一圓さんの
ブログセミナーを聴いてきました。
ブログセミナーといえば、どのような書き
方をすればよいのか、どういう内容がよい
のかということをお話しすると思います。
もちろん、一圓さんはそれらのことをお話
しされましたが、それらの優先順位は2位
以下です。
いちばん大切なことは、前述の一圓さんの
ブログにも書いてありますが、「情報発信
の『目的=ゴール』を決めること」という
ことだそうです。
そして、「ゴールが明確だと、昨晩の私が
そうだったように、(『きょうくらいは、
さぼってもいいんじゃないの?』という悪
魔のささやきと戦うというような)多少の
苦労は厭わなくなる」そうです。
これは、目的と手段を取り違えるなという
ご指摘だと思います。
このことは多くの方が理解されると思いま
すが、コンサルタントとして私が関わって
来た人たちを見ると、残念ながら、目的と
手段を取り違えている人は少なくないよう
です。
その典型例は、「会社を設立したから(=
社長になったから)、事業がうまくいく」
という考えている人です。
冷静に考えれば、会社の設立はスタート地
点に立っただけのことであり、その後の事
業がうまくいくかどうかは、どのように事
業運営をするかにかかっているわけなので
すが、会社設立をゴールのように考えてし
まう人も珍しくありません。
会社設立は、事業に成功する手段のひとつ
にすぎず、会社設立を目的と取り違えてし
まえば、事業はうまくいくはずはありませ
ん。
情報発信も、見込み客を増やしたり、露出
を増やしたりといった目的がほかにあっ
て、その手段が情報発信です。
単純に「コンサルタントから情報発信をす
れば売上が増えると教えられた」というよ
うな、受け身で臨んでいれば、長続きもし
ないであろうし、よい情報発信もできない
でしょう。
一圓さんのいうように、目的を明確にして
いれば、能動的に情報発信に取り組むこと
ができるし、その情報発信の内容も、読む
側から見てよりよいものとなり、効果が高
くなっていくでしょう。
ところで、私がこのように述べるまでもな
く、「そんなこと、わかっている」と思う
方は多いと思います。
でも、一圓さんがあえてお話しするくらい
実践できている人は多くないようです。
そして、その原因はなにかということが、
今回の記事の結論です。
これは、私の分析ですが、目的と手段を取
り違える人は、意思決定することを避けて
いるのだと思います。
意思決定を避ける理由は、仮に事業がうま
くいかなかったとき、意思決定をした自分
に責任があるということになるからで、無
意識にその責任から逃れようとしているの
でしょう。
ある意味、自社の事業がうまくいかないと
きに、それが自分の責任でないとすれば、
それは気楽かもしれません。
でも、事業の結果に責任を持たなくてよい
経営者というのは、「楽」であっても、果
たして「楽しい」でしょうか?
なぜなら、自分が何をすればよいのかとい
うことは、他人にいちいち許可を求めなけ
ればなりません。
例えば、事業の運営にあたっては、コンサ
ルタントなどに何をすればよいか判断を求
めることになり、自分の意思を事業に反映
させることができません。
そして、事業が失敗したときも自分の責任
にはなりませんが、事業が成功したときも
自分の手柄にはなりません。
事業運営について経営者の方が、他者から
アイディアや助言をきくことに問題はない
し、むしろそうすることの方が望ましいわ
けですが、いったんそれを受け入れるので
あれば、その結果は、それを受け入れた経
営者の責任です。
そう考えれば、自分の意思決定の結果につ
いても、何としてでもよいものとしようと
懸命に取り組むでしょう。
情報発信が続かない人は、自分で自分のこ
とを決めていない人であると私は考えてい
ます。
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