鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

友人と親友

作家の本田健さんが、ポッドキャスト

番組で、友人と親友の違いについて、

次のようなお話をしていました。


その内容は、凡そ「友人は自分の

意見に賛成してくれる人。親友は、

嫌われることをいとわずに自分を

いさめてくれる人」というもの

だったと記憶しています。


すなわち、自分ことより相手のことを

優先できる場合、その人は相手から

見れば、親友ということだという

ことです。


この話を聞いたとき、私は中小企業と

銀行の関係を思い浮かべました。


中小企業にとってありがたい銀行とは

どういう銀行でしょうか?


いつでも会社を訪ねてきて、融資を

して欲しいと依頼したら、すぐに、

融資をしてくれる銀行と思っている

方が多いのではないでしょうか?


このように書くと、「それでは、

友人と親友のように、会社を諫める

銀行がよいのか」と思う方もいる

でしょう。


確かに、会社にとって耳障りなことを

言ってくれる銀行はありがたいと思い

ますが、私はもっと大切なことが

あると思っています。


それは、会社の転機のときに融資に

応じてくれるかどうかということです。


転機というのは、リスクをともなう

新たな事業に進出するとか、

会社が窮地に陥って、事業を再出発

するというような場面です。


要は、いわゆるメインバンクとして、

会社といっしょにリスクをとって

くれるかということです。


愛想をよくしてくれる銀行は

たくさんあると思いますが、

いざというときに、いっしょに

リスクをかかえてくれる銀行と

いうのは、なかなかないでしょう。


社長が「実は、このようなことを

考えている」と話し始めた後、

さっと去っていく銀行の方が

多いでしょう。


もちろん、会社がいい加減な経営を

していては、このような銀行は

現れません。


普段から懸命に事業に取り組んでいる

姿勢が銀行に伝わっていることが

前提です。


そして、愛想のよい銀行をたくさん

知っているからというだけでは、安心

してはいけないと私は思っています。


では、リスクをいっしょにとってくれる

銀行とはどこか、どうしたらそのような

銀行との関係を作れるのかということを

知りたいという方は、私に、直接、

お問い合わせを…。

 

 

 

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