[要旨]
ある主婦の方は、義母が料理に味の素を多用することを不快に感じていました。一方で、義母は玄関を綺麗にすることを大切にしていたので、その主婦も玄関を綺麗にすることで、義母は味の素を使うことをやめてくれました。このように、相手の価値観を尊重すると、その相手は自分も尊重してくれるようになります。
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以前、夫婦の関係には鏡の法則、すなわち、夫婦はお互いに自分の鏡(投影)であるので、相手に嫌なところがあれば、自分を変えることで、相手の嫌なところもなくなるという法則があるが、これは、会社での上司と部下の関係にもあてはまるということを述べました。(ご参考→ https://bit.ly/3wWMf9y )
とはいえ、このように述べながら、私自身も、具体的に、嫌な相手とどうすればよいかということは、なかなか、よい例を示すことができなく、いろいろと考えていました。そう考えていたところ、たまたま、NLPマスターコーチの宮うちみかさんのブログに、参考になりそうな例が書かれていたのを見つけたので、ここで紹介させていただきたいと思います。
ブログの要旨は、宮うちさんの塾の、ある塾生の方は、その方といっしょに暮している義母が、料理に味の素をたくさん使うことがとても嫌だったそうです。そして、その塾生の方が宮うちさんの塾に通ううちに、依頼をしていないにもかかわらず、義母は味の素を使わなくなったそうです。
では、どうして依頼していないにもかかわらず、義母が味の素を使わなくなったのかというと、義母は玄関を綺麗にすることを大切にしていたことから、塾生の方もいっしょに玄関を綺麗にするようにしたそうです。そうすることによって、義母は、塾生の方を尊重し、味の素を自発的に使わなくなったということです。
すなわち、自分の価値観を尊重して欲しければ、まず、その相手の価値観も尊重すればよいという単純なことですね。これは、理論としては簡単なことだと思うのですが、私はいままで気づいていなかったので、「なるほど!」と感動しました。私も、これからは、自分の価値観を尊重してもらいたいときは、まず、尊重して欲しい方の価値観を尊重するようにしたいと思います。