鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

ビジネスは左上で差がつく

[要旨]

人材育成、体制整備、戦略立案など、緊急性が高くなくても重要な活動を実践している会社は、競争力が高まり、ライバルとの差を伸ばしています。


[本文]

先日、イーメディック社長の小島幹登さんが、ポッドキャスト番組で、「経営者が左上の活動をする会社は、ライバルと差をつけている」とお話しされておられました。小島さんのいう、「左上の活動」とは、経営者の活動を4つのマトリックスで分類したときに、左上に位置づけられる活動のことです。

そのマトリックスは、右側に重要性の高い活動、左側に重要性の低い活動、上に緊急性の高い活動、下に緊急性の低い活動を入れるマトリックスなので、「左上の活動」とは、「重要性が高く緊急性が低い活動」ということになります。小島さんによれば、「どんな会社も、経営者は、重要性が高く、かつ、緊急性の高い活動はするが、それだけで手いっぱいになり、重要性が高くても、緊急性が低い活動は、常に後回しになって、いつになっても実行されなくなってしまう傾向にある。

でも、先を考えている経営者は、緊急性が低くても重要な活動には目を向け、きちんと実践するようにするので、すぐには差が着かなくても、長い目で見ると、確実にライバルとの差をつけることができる」というものです。左上の活動とは、具体的には、人材育成、体制整備、戦略立案などの活動であると、私は考えていますが、この小島さんのご指摘については、ほとんどの方がご理解されると思います。

ところが、それを分かっていながら、なかなか実践できないでいるという状況にいる経営者の方も多いのだと思います。しがたって、最終的には、経営者の方が、決断するかどうかということに行きつくと思います。私は、現在の日本で、自社の業績が、なかなか向上しないことで悩んでいる経営者の方は多いと思いますが、それは、改善策が見つからないからではなく、改善策があるけれども、実践できないでいるからだと考えています。

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