鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

非常時こそ経営者の能力が現れる

昨年から広まってきている新型コロナウィ

ルスによる日本での混乱は、まだ少し続き

そうです。


私は、これについては専門的な知識を持っ

ていないので、責任あることは書けないの

ですが、感染は広がりつつあるものの、致

死率はあまり高くないともきいており、少

しほっとしています。


とはいえ、経済的なダメージは小さくない

ようです。


中国で生産している製品が輸入できなく

なったり、イベントが中止になったり、ホ

テルや飲食店での会食がキャンセルされた

りしているという情報をきいています。


また、出勤せずに、自宅で仕事をするよう

指示を出しているという会社もあるようで

す。


ただ、ここでは、「会社のイベントは中止

にすべきだ」とか、「従業員にはなるべく

出勤させないように配慮すべきだ」という

ことを述べるつもりはありません。


お伝えしたいことは、現在の日本の経済活

動は、通常通りではなくなっているという

ことです。


ですから、それに対してどう対応するのか

ということが、大切であり、こういう時こ

そ、経営者の能力が問われるということで

す。


日本の会社の中には、中国からの製品が届

かなくて、思うように事業を続けることが

できない会社があったり、宿泊業では予約

がキャンセルになったりして、通常の事業

活動はできません。


だからといって、いくら努力しても、代替

部品が届いたり、キャンセル分を補えるだ

けの顧客を得られるようになったりすると

いう見込みはありません。


そこで、従業員を休ませたり、普段はなか

なかできない研修を行わせたりするなどし

て、経済活動がもとに戻ったときに備える

という対応が有効でしょう。


そして、こういった対応は、できれば、B

CPを作成して備えておくことが望ましい

と言えます。


(ご参考→ https://bit.ly/37LIuGy


非常事態はない方がよいのですが、避けら

れないことも事実です。


そこで、そうなったときの打撃を少しでも

減らすことができる会社は、長い目で見れ

ば強い会社にもなることができます。


確かに、多くの中小企業は、日常の活動で

忙しいことも事実ですが、少なくとも、経

営者は、長期的視点を失わないようにしな

ければならないということが、今回の記事

の結論です。


もし、みなさんの会社が、まだ、BCPの

策定をしていなければ、この機会に、策定

することを検討するきっかけにしていただ

きたいと思います。




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