先日、まったく面識のない人から、融資の
申請の支援の打診がありました。
その方は、会社を設立し、1年が経ったも
のの、計画より売上が得られず、赤字に
なってしまったそうです。
そこで、当初は、融資を受けることなく事
業を行うつもりだったものの、赤字で手元
の資金がないので、融資を受けることにし
たそうです。
結論として、このご依頼は断ることになり
ました。
その理由は、ご支援の依頼をした方が、私
のご支援の方針に同意しなかったからで
す。
私は、まず、事業改善のための計画を立
て、それを銀行に説明して銀行の理解を得
ることによって、融資を受けるという手順
をとる方針を説明しました。
しかし、ご依頼者の方は、融資を受ける手
続きだけを依頼したいということでした。
文字だけで読むと、このご依頼者は手抜き
をしたがっているということが分かります
が、切羽詰まっていると、最低限のことだ
けしかしたくないと考える方が多いようで
す。
このご依頼者の方を批判することは簡単で
すが、人は、ものごとがうまくいっていな
いと、どうしても対応が後手後手になりが
ちです。
事業を始めることは、ある意味、リスクを
背負うことであり、そのことを避けては事
業を始められませんが、だからこそ、計画
との乖離が生じたときに早めの対応をした
り、それに備えた対処法を事前に用意して
おくことが望まれるということを、電話を
受けて改めて感じました。
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