経営コンサルタントの小山昇さんが、
小山さんのポッドキャスト番組で、パート
タイマーの職員の方の勤務に関する方針に
について、「子育て1番、仕事が2番」と
お話しされておられました。
(ご参考→ https://goo.gl/7SLvxR )
具体的に述べると、小山さんの会社では、
意欲のある主婦の方に働いてもらいたいと
考えているため、育児中の方も積極的に
雇用しており、それにあたって、もし、
お子さんが病気になったときは、当日、
電話で連絡すれば、会社を休んでよい
ことにしているそうです。
こうすることで、働きたいのに、育児中
ということで勤務することを躊躇している
主婦の方がたくさん勤めてくれるように
なるということです。
とはいえ、これは口でいうほど易しい
ことではないでしょう。
例えば、3時間勤務の人を20人雇った
場合と、6時間勤務の人を10人雇った
場合は、延べ勤務時間は同じですが、
管理する側とすれば、管理の煩雑さを
避けるために、長時間勤務の人を増やし
たいと考えるでしょう。
また、当日になって、欠勤者の対応を
するということも難しいでしょう。
しかしながら、これらの課題は、良し
悪しは別として、時代の要請に対応する
ものと考えるべきだということがこの
記事の結論です。
要は、「何を売るか」というよりも
「どう売るか」が競争力を高める時代に
なっている中にあっては、いかに優秀な
人材を集められるかが、会社の事業の
成否の重要な要因になっています。
ですから、自ずと、「この会社で働き
たい」と思われる職場づくりが事業の
競争力を高めることになります。
小山さんの会社以外にも、最近は、給与の
額よりも、残業がない、休暇をとりやすい
などといった、勤めていても育児に理解が
ある会社に優秀な人材が集まるときいて
います。
このような、会社が競争力と高めるために
人材獲得に注力することについては、
ボトルネック(制約条件)を広げるという
観点から適切な対応であると思います。
事業の競争力を高めるには、事業そのもの
よりも、どうやってそれを遂行するかと
いう戦略を立案し遂行する能力が鍵と
なっていると私は考えています。