鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

自分に厳しくできる経営者は成長する

[要旨]

経営コンサルタントの板坂裕治郎さんによれば、起業して社長に就いた人は、自分自身を厳しくできるかどうかで、その後、経営者としてのスキルを身に着け、会社の事業を軌道に乗せることができる人と、自分を律することができず、業績を低迷させたままの人に分かれるそうです。そこで、板坂さんは、自分を律するために、毎日、ブログによる情報発信を行うことをお薦めしているそうです。


[本文]

今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの板坂裕治郎さんのご著書、「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則」を読んで、私が気づいたことについて述べたいと思います。前回は、板坂さんによれば、サラリーマン、大会社の社長、オーナー会社の社長の中で、裸の王様に最もなりやすい立場にいる人はオーナー会社の社長であり、オーナー社長が裸の王様になってしまわないよう、自らを厳しく戒めることが大切ということを説明しました。

これに続いて、板坂さんは、オーナー経営者の方に、ブログによる情報発信をお薦めするということについて述べておられます。「中小零細弱小家業の社長は、自分の名前で銀行から金を借り、持ち家があれば担保に入れ、いざとなったr全部を背負わなければならない、きつい立場だ。だから、少々、自分に甘くなっても仕方がない。そう思ってしまう気持ちもわからなくはないが、自分にはゆるく、社員にはきつくがまかり通ると思っているのなら、会社でいちばんアホなのは社長ということになる。

これまで、私は、幾多の中小零細弱小家業の社長と会ってきた。1年後、3年後、ぐんぐん伸びていき、アホ社長から経営者になっていく人と、4大疾病を抱えたままで落ちていく人は、きれいに分かれる。その分かれ目は、自分自身に厳しくできるかどうか。ただこれだけだった。私が、1年間、毎日、ブログを書き続けることを伝えるセミナーをやっているのは、商売というものがそんなに簡単でもなければ、単純でもないからだ。中小零細弱小家業の社長は、油断すると、すぐに怠慢で自堕落な自分を受け入れてしまえる環境で生きている。

ラクな方へ流れる“甘え”という魔物。これに打ち勝たないことには、中小零細弱小家業の社長に明日はない。そのきっかけとして、1年365日、ブログを書き続ける。実際のところ、面と向かって口酸っぱく、365日、毎日、更新することの重要性を伝えても、1年継続できる社長は半分くらい。残酷なようだが、心構えを入れ替えて、社長から経営者になれる人の割合も同じようなもの。日本では、開業した会社の7割が1年でなくなっていく。ゆるくて甘いアホ社長は、従業員を不幸にしているのだ」(88ページ)

私も、板坂さんとは直接的な面識はありませんが、板坂さんのご著書などを読んで、毎日、情報発信をしています。確かに、情報発信をして、誰が読んでくれているのかという気持ちもあります。読む人がまったくいないかもしれないし、読む人がいたとしても5人に満たないかもしれません。そう考えれば、情報発信の意味を感じなくなります。でも、フリーランスとして、私も自分を律するために、毎日、情報発信をすることにしました。

私の発信した記事について、精読とまでは行かないまでも、斜め読みをしてくれる人でさえ一握りだと思います。それでも、すでに、2,700日間、連続して配信していることは、自分自身にも、他の人にも客観的に示すことができます。その実績は、自分の自信につながります。また、私をまったく知らない人からも、ある程度は、口だけではない、行動力があると評価してもらえるでしょう。そして、板坂さんは、ブログでの情報発信ができるかどうかが、「アホ社長」から、スキルの高い「経営者」に成長できるか、または、「4大疾病」を患うことになるかの分岐点であると述べておられます。

確かに、自分を律することは、ブログを書くことだけではありませんが、ブログは自分だけでなく、取引先、従業員に対しても、初志を貫いているかどうかをアピールすることができます。そして、繰り返しになりますが、それは、自分が自信をつけることにもなります。もし、現状を打開したい、自分を律したいと考えている経営者の方がおられれば、ぜひ、ブログによる情報発信を毎日続けることをお薦めします。

2024/5/18 No.2712