鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

早起きをすることで自分に自信をつける

[要旨]

経営コンサルタントの長谷川和廣さんは、「毎日10キロ走れ」とか「1日10時間勉強しなさい」と言われるのと比べれば、早起きの実践はあまり意志の強さを必要とせず、比較的容易に実践できる習慣なので、これを継続的に実践することで、自分に自信をつけることができ、このことによってさらに困難な仕事に積極的に臨むことができるようになるということです。


[本文]

今回も、前回に引き続き、経営コンサルタントの長谷川和廣さんのご著書、「2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート」を読んで、私が気づいたことについて述べたいと思います。前回は、長谷川さんは、中途採用者の採用面接のときは、成功体験があるかと、失敗体験があるかの2つを重視しているそうで、特に、失敗体験を重視する理由は、失敗しないように日々過ごしている人に大事な仕事を任せるくらいなら、失敗で痛い思いをした人にやらせるほうが、はるかに安心だからだということについて説明しました。

これに続いて、長谷川さんは、早起きする習慣が大切ということについて述べておられます。「朝早く起きるためには、ある程度の意志の強さが必要です。特に学生から社会人になった新人には結構きついことかもしれません。私はよく、入社式などで『早起きの効用』について話をしました。それと同時に、『早起きほど簡単な習慣もありません』とお伝えしました。

考えてみてください。『毎日10キロ走れ』とか『1日10時間勉強しなさい』と言われるのと比べれば、早起きは大した意志の強さを必要としません。早起きは、『いちばんラクにできる毎日の習慣』ではないでしょうか?意志のカで自分を律することができると、不思議と自信が湧いてきます。これは『早起きできた』という『成功体験』によるものです」(71ページ)

私は早起きが苦手で、かつ、早起きが嫌いな夜型人間なのですが、現在は、早起きをしています。もし、早起きをしないですむのであれば、いまでも早起きをしたくないのですが、それでも早起きをしています。その理由はいくつかあるのですが、そのひとつは、長谷川さんがご指摘しておられるように、自信をつけるためです。

私に限りませんが、あまり自信を持つことができないビジネスパーソンは少なくないと思いますが、それを改善するためのひとつの方法として、早起きを継続することができれば、その早起きを継続しているという客観的な事実で、自分の自信を高めることができます。私は、よく、「君は能力が低い」と批判されることがあり、それは否定できないのですが、それでも、例えば、早起きを継続しているという客観的な事実があれば、「自分は能力は低いですが、毎日、早起きをして、早起きしていない人よりも早く仕事を始めています」と主張(特に、自分自身に対して)することはできます。

一方、「君は能力が低い」という批判を受けた時、「いや、自分は能力を十分に出し切っていないだけだ」と感じたにもかかわらず、例えば、早きを継続しているといった客観的な事実がなければ、自分の能力が高いと思っていることについては、自分がそう思っているだけだということになってしまいます。ちょっと話が長くなったのですが、ひとつの方法として早起きの継続という客観的な事実をつくることは、自分の能力を客観的にお示すことができるということです。

もちろん、この客観的事実というものは、早起きの継続でなくてもよいと思います。鍵山秀三郎さん(故人)のように、トイレの掃除の継続という方法もあるし、私のように、毎日、記事を配信するという方法もあります。そして、こういった何らかの客観的事実を積み重ねることは、自分に自信をつけるだけでなく、一朝一夕では身に付けることができない何らかの能力を確実に身に付けることができるという副次的な効果もあると思います。

2025/8/19 No.3170