鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

事業再構築補助金と専門家の支援

[要旨]

事業再構築補助金の申請あたっては、専門家の支援を受けようとする方も少なくありませんが、採択されるまでの支援だけでなく、事業計画遂行、補助金申請までの支援を受けることが望ましいと、私は考えています。


[本文]

最近、事業再構築補助金について、よく、ご相談を受けるのですが、その内容について、シェアしたいと思います。事業再構築補助金の申請は、専門的な知識が必要なので、多くの方は、専門家の支援が欲しいと感じているようです。そこで、支援を受ける時は、どのような専門家が望ましいいのかということについて相談されるのですが、私は、補助金が受給できるまで支援をしてもらえる専門家が望ましいと回答しています。

ところで、私は、補助金を受けるには、3つのポイントがあると考えています。ひとつは、事業計画が採択されること、ふたつめは、採択後に、事業計画が着実に遂行されること、みっつめは、補助金の請求手続きが正確に行われることです。補助金については、採択されればそれをもらえると理解している方もいるのですが、採択された後、事業計画が計画通りに進まなかったり、申請手続きに書類などのもれがあったりすると、採択された金額の一部、または、全額をもらえなくなってしまいます。

したがって、前述の通り、補助金の請求までを支援してくれる専門家に依頼することが望ましいと、私は回答しています。ちなみに、専門家の方の中には、採択されるまでは熱心に支援をしてくれるものの、成功報酬を受け取った後は、まったく支援しないという方もいるようです。そうすると、依頼した側は、報酬は払ったものの、前述のように、補助事業が計画通りに進まなかったり、手続きにもれがあったりしたときに、補助金がもらえない、または、減額される結果となることになりかねません。

また、こちらは希な例ですが、専門家が、採択されることだけに気がとられ、現実には、実行が難しい事業計画で申請してしまうこともあるようです。したがって、前述のように、補助金が確実に受け取れるまで支援してくれる専門家に支援を仰ぐことをお薦めします。

確かに、申請だけ支援を仰ぐことの方が、専門家報酬は少なくてすみます。また、補助事業の遂行管理や、補助金の申請の支援に関する専門家への報酬は、補助金の対象にはなりません。それでも、確実に補助金を受け取れるようにすることの方が、補助金額が数千万円にもなる事業再構築補助金の活用にあたっては、優先すべきと、私は考えています。

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