[要旨]
自分のコンサルティングに関する考え方を継続して記事にしていると、顧問先へ提案するときに、自身を持って提案できるようになります。
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私が記事を継続配信し始めて、もうすぐ4年になります。いままで、そのメリットについて何度か述べたことがありますが、最近、別の点でメリットを感じることがあったので、今回は、それについて述べたいと思います。それは、自分の主張に一貫性を維持できるということです。コンサルタントの難しいところは、顧問先に対して、苦い薬(厳しい改善要請)をのんでもらわなければならないことです。
というのは、闇雲に苦い薬を出せばよいというわけにはいかないからで、顧問先の状況を見ながら、タイミングを見計らう必要があります。しかも、苦い薬を出す側としても、社長から、「人にばかり厳しいことを求める」というように不満を出されると、情けないことに、私は心が萎えてしまうことがあります。
そういったときは、「やはり、この提案は修正した方がいいのだろうか」と迷ったりします。しかし、そういったときに、過去に自分が配信した記事で、提案した内容が書いてあるものを読み返してみると、「社長への提案は、決して思い付きでしているわけではなく、数年前から自分は一貫性をもって主張している」というように、自信をつけることができるのです。
もちろん、記事に書いていることは、他人に課す以上、自分自信への苦い薬にもなります。もし、口先だけで他人を動かすことができるのであれば、コンサルタントは、誰にでも簡単に務まります。本当は、継続した記事の配信は、自分自身に対しても苦い薬なのかもしれません。