鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

行動することは客観的な事実

私が銀行で、渉外係として働いていたとき

に、同僚のKさんと働いていたことがあり

ました。


私は、何か行動するときは、それが適切か

どうかを考えてから行動するタイプなので

すが、Kさんは、行動する前にあまり考え

ず、すぐに行動するという、私と反対のタ

イプの人でした。


ところが、Kさんは営業成績がよかったの

で、私もKさんの行動をまねしてみること

にしました。


その結果、私自身も営業成績もよくなりま

した。


その理由として考えられることは、上司や

顧客から見ると、何かを依頼して、四の五

の言って動かない相手よりは、すぐに動く

相手の方が評価されるからだと思います。


もちろん、どんな時も、すぐに行動するこ

とがよいとは限りませんが、特に、人を相

手にする仕事をしている場合は、「行動」

は他者から目に見えるので、効果が大きい

のでしょう。


さらに、「行動」することは、その結果が

すぐにわかるという点で、他者からだけで

なく、自分から見ても客観性が高い事実を

得ることができます。


そこで、私は、うまくいかないかもしれな

いと思うことであっても、結果が明確であ

る場合や、失敗してしまったときの損失が

大きいと予想される時を除き、あえて、実

践してみるようにしています。


ちなみに、この記事の配信をしている理由

のひとつは、客観的な事実を作ろうとする

意味もあります。


さらに、私が行動することを心がけている

ことについては、もうひとつの理由がある

のですが、それは、考えることが先行して

しまいがちな私の性格を、少しでも中和さ

せたいと考えているからです。


あえて、自分の性格と反対のことをするこ

とで、自分の性格と反対の性格の人とも、

話をしやすくなります。


このように心がけた結果、自分と反対の考

えを持っている人であっても、熱心に行動

している人とは共感が持てるようになって

きました。


ただ、希な例ですが、自分自身はあまり強

い信念を持たずに、周りの人に評価を得る

ことだけを目的にして、いわゆるパフォー

マンス的な行動する人に遭うことがありま

す。


そういう人は、言うまでもありませんが、

考えのあさはかさをすぐに見抜かれてしま

うので、パフォーマンス的な行動は避ける

べきでしょう。

 

 

 

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