前回配信した記事で、コンサルタントのよ
うな「虚業」に携わっている人のビジネス
がうまく行っていないとき、それは、「虚
業」であることが原因ではなく、顧客にベ
ネフィットを提供できないことが原因だと
述べました。
この、事業がうまく行かない人が、顧客に
ベネフィットを提供できないでいる原因は
たくさんありますが、そのひとつは、自ら
がビジネスの仕組みを作っているのか、そ
れとも、自らがビジネスの仕組みに組み込
まれているのかの違いがあると、私は考え
ています。
このビジネスの仕組みを作るということに
ついては、「貧乏父さん金持ち父さん」の
著者として有名な、ロバートキヨサキさん
が、著書、「金持ち父さんのキャッシュフ
ロークワドラント」で述べられていること
です。
(ご参考→ http://amzn.to/2tgfeE2 )
簡単に言えば、マクドナルドのように、ハ
ンバーガー店のビジネスを始めて、成功し
ようとすれば、ハンバーガーの作り方のス
キルを習得するのではなく、1個100円
のハンバーガーを約3,000の店舗に供
給する仕組みをつくらなければならないと
いうことです。
その仕組みができあがれば、自らは、直接
事業に携わることなく、ノウハウなどの提
供で、収入を得ることができるようになり
ます。
では、なぜ、仕組みを作ることで、顧客に
ベネフィットを提供できるようになるのか
というと、それは、現在の日本は、経済の
サービス化が進んでいるからです。
(ご参考→ https://goo.gl/V5C9nc )
このサービス化は、すべての産業において
進んでいます。
例えば、業種としては製造業に分類される
事業を営もうとしても、アプローチはサー
ビス業と同じ方法が必要です。
それにも関わらず、「製造業はものづくり
が基本」という考え方で事業に臨んでいる
と、顧客のニーズは見えて来ません。
このことは、理解されているようであって
も、特に、中小企業では実践されている例
が少ないと思います。
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