鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

困っていると安心する

経営コンサルタントの相馬一進さんが、助

言についてご自身のブログに書いておられ

ました。


(ご参考→ https://bit.ly/36C1RC5


主旨は、「人は、相手のためというふりを

しながら、実際は、自分のセルフイメージ

を高めるために、他人に助言をしている」

というものです。


相馬さん自身も、かつては、そのような傾

向があったので、現在は、(1)人から助

言を求められた場合や、お金を貰っている

場合でなければできる限り助言をしない、

(2)助言を求められた場合や、お金を

貰った場合は、相手の覚悟に応じて助言を

する、ということにしているそうです。


私も、経営コンサルタントの経歴がそれほ

ど長い訳ではありませんが、相手が聴きた

くない助言(その助言が的確かどうか、必

要性が高いかどうかは別として)は、ただ

の迷惑だということが分かっているので、

相馬さんと同じ姿勢をとっています。


しかし、中小企業の経営者の方たちの中に

は、「困っている」が口癖のようになって

いる方が少なくないようです。


そして、上から目線で恐縮ですが、独立し

て日が浅い「経営コンサルタント」の方た

ちは、そのような「困っている」経営者の

方に会うと、いろいろな「助言」をしてあ

げようとします。


でも、それは、あまり意味がありません。


なぜなら、「困っている」が口癖の人は、

「困っている」状況にいることが快適なの

で、「困っている」状況から抜け出すため

の助言を聴いても、それを実行するはずが

ないのです。


では、「困っている」状況から抜け出すつ

もりがない人が、なぜ、「困っている」を

口癖にしているのかという理由については

割愛しますが、そのような口癖があるとい

うだけで、その方が経営する会社の業況は

「いわずもがな」だということがわかりま

す。


そして、これも上から目線で失礼ですが、

経営コンサルタントとしても、付き合うだ

け無駄な相手です。

 

 

 

※この記事はメールマガジンでも配信して

います。ぜひ、ご登録ください。→

http://yuushi-zaimu.net/conference/

 

 

 

f:id:rokkakuakio:20200109154856j:plain