鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

高齢者はものを捨てられない

私ごとで恐縮なのですが、いま、高齢の母

親を介護しています。


そして、母親が介護施設に行っている間に

母親の部屋を片付けするのですが、捨てる

ものがたくさん出てきます。


自分の持ち物を捨てられないのは、私の母

親だけではないと思いますが、人は特に気

をつけていないと、いらないものを貯めて

しまいます。


結果としては、捨てることが正解だったと

しても、捨てようかどうか判断するとき、

「後で使う機会があるかもしれない」と考

えると、捨てる決断を躊躇してしまいま

す。


ただ、後になって、「あのとき捨てておけ

ばよかった」という後悔を何度もしていれ

ば、「これからは、使うかどうか迷うこと

があっても、思い切って捨てた方がよい」

とか、「要るかどうか迷うものは、どうし

ても必要になるまでは買わないようにしよ

う」というように、考え方が変わるはずで

す。


でも、「同じ失敗はしないようにしよう」

という心がけを強く持たずに、深く考えず

に、「持ち物は捨てない」、「欲しいもの

は買う」ということを繰り返していれば、

家は「ゴミ屋敷」になってしまいます。


そして、ここまで書いてきたことは、これ

もあえて私が述べるまでもないことなので

すが、分かっていてもなかなか実践できな

いでいる人は多いと思います。


私も、自分が最も改善しなければならない

ことは、健康になるために食事の量を減ら

せばよいのに、何かと理由をつけてたくさ

ん食べてしまうことだと思っています。


でも、解剖学者で、ミリオンセラーの「バ

カの壁」の著者でもある養老孟司さんは、

「食事の量を半分にしたら健康になった」

とお話されておられましたので、結局、本

気度がどれくらいかということであり、養

老さんは実行力があり、私には実行力がな

いということに尽きます。


そこで、私は、自分の意思の弱さを自覚し

た上で、大きな目標は立てず、毎日できる

小さなことを少しずつ実行することにして

います。


解決策は、私の実践しているような方法だ

けではないと思いますが、なかなか思うよ

うに行動ができないという人は、まず、自

分の意思が弱いという前提で、何らかの方

法をとることから始めることが大切だと思

います。


ここで、「そんなことをしている時間的余

裕はない」という反論をする方もいると思

います。


でも、「弱い自分を変えることができる強

い意思」を持っている人でなければ、小さ

いことだけでも変えて行かなければ、いつ

になっても何も変わらないでしょう。

 

 

 

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