鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

1斤1,000円の食パン

経営コンサルタント高橋洋明さんが、ダ

イヤモンドオンラインに寄稿した記事を読

みました。


(ご参考→ https://bit.ly/2Smjz8q


その記事では、1斤1,000円の食パン

が売れる要因について書いてあります。


最近、高額なパンを求めて行列ができるお

店は珍しくなくなりましたが、食パンと言

えば、日本人にとってごはんに次ぐ主食で

あるにもかかわらず、高級化してきている

ことに、私はちょっと驚いています。


すなわち、食パンはコモディティ化した商

品だと思っていたのですが、いまは高級化

し嗜好品になりつつあるということです。


このことは、少し大袈裟に思われるかもし

れませんが、「パン店」を開業することの

ハードルが高くなってきているということ

だと思います。


というのは、これまでは、「近所のパン屋

さん」は、そこそこのおいしさで、そこそ

この値段であれば、支持を得られたと思い

ますが、これからのパン屋さんは、高橋さ

んの指摘するような、ある程度の精緻な戦

略が必要になってくるということです。


確かに、日本中のパン屋さんが、直ちに1

斤1,000円の食パンを売らなければな

らないような状況にはならないと思います

が、自社商品の競争力や売り方に相当の工

夫をしなければならない時代にはいってい

ることは、間違いないと思います。


したがって、これから事業を始めるには、

単に事業のスキルだけでなく、ある程度の

戦略を構築できる能力、すなわち、経営者

としてのスキルも求められるようになった

ということを、高橋さんの記事を読んで感

じました。


でも、これを言い換えれば、マネジメント

スキルを高めれば、小さな会社も大きな会

社に勝てる時代になったということなのだ

と思います。




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