鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

イニシアティブを握る鍵はマネジメント

今回も、経営コンサルタントの板坂裕次郎

さんのブログの感想を書きます。


(ご参考→ https://amba.to/2PTTUSQ


この板坂さんの記事の主旨は、板坂さんが

ご相談を受けた、ある経営者の方の会社の

事業は、商品の価格が低くて、なかなか業

績が好転しない。


しかし、商品の値上げをすること、顧客が

離れてしまうかもしれないとの恐れから、

それもなかなかできないでいる。


でも、この、顧客にイニシアティブを握ら

れている状況から抜け出して、自分が事業

のイニシアティブを握るようにならなけれ

ば、いつまでも業績はよくならない、とい

うものです。


このような、「自分はこの事業をやってみ

たい」と思いつつ、「利益を得られるだけ

の価格では、なかなか売れない」という悩

みを持っている経営者の方は少なくないと

思います。


そうなってしまう会社が多い原因は、厳し

い言い方ですが、かつての私もそうだった

のですが、自社の事業の競争力があるかど

うかをよく検討せずに、起業をしてしまう

からだと思います。


冷静に考えれば、これから始めようとする

事業の競争力が十分かどうか、よく検討せ

ずに起業すれば、成功する確率は極めて低

くなることは当然なのですが、多くの起業

家は、起業そのものを目的にして起業して

しまうことが多いようです。


とはいえ、このことは、私が述べるまでも

なく、すでに多くの方が理解しておられる

ことです。


ただ、悲しいことは、これを理解している

人が多いにもかかわらず、この失敗をして

しまう人もいまだに多いということです。


そこで、「起業家になる=経営者になる」

ということを理解する人が増えてれば、こ

のような失敗をしてしまう人は減るのでは

ないかと思います。


ここで、「起業することは、経営者になる

ことだということくらい、分かっている」

という反論があるかもしれません。


でも、自分が始めようとする事業に競争力

があるかどうかを確かめないで起業してし

まうというのは、経営者がいないのと同じ

ことだと思います。


「社長」というポジションに就いている人

はいるかもしれませんが、社長が事業をマ

ネジメントしていないから、「無謀」なこ

とをしてしまうのではないでしょうか?

 

 

 

 

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